概要
シンクロ素材に縛りがなく、多くのデッキでシンクロ召喚が可能。
初登場は2008年に発売された「遊戯王ファイブディーズOCG スターターデッキ」。
シンクロモンスターが初登場したスターターデッキであり、ジャンク・ウォリアー・ギガンテック・ファイターと共に、初めてのシンクロモンスターとして登場した。
効果を持たない代わりに攻撃力2600とレベル6にしては高いステータスを持っており、当時のデュエリスト達を驚かせた。
しかし・・・
不遇の時代
このカードの登場から間をおかずして、あの悪名高いゴヨウ・ガーディアンが登場した。
ゴヨウ・ガーディアンとこのカードを比較してみよう。
名前 | 属性 | 種族 | レベル | 攻撃力 | 守備力 | 種別 | 素材縛り | 効果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大地の騎士ガイアナイト | 地属性 | 戦士族 | ☆6 | 2600 | 800 | シンクロモンスター | 無し | 無し |
ゴヨウ・ガーディアン | 地属性 | 戦士族 | ☆6 | 2800 | 2000 | シンクロモンスター | 無し | 戦闘破壊し、墓地へ送ったモンスターを自分フィールド上に守備表示で特殊召喚できる |
このように、このカードはゴヨウ・ガーディアンと奇妙なほどステータスが一致している。
しかし攻撃力・守備力ともにあちらより低く、あちらが強力な効果を持つのに対し、こちらは何の効果も持たない。
こちらがゴヨウ・ガーディアンより勝る部分は「絶対魔法禁止区域」などのサポートを受けられるぐらいしかないのである。
そのため、このカードは早くもゴヨウ・ガーディアンの下位互換となってしまい、長い間不遇の時代を過ごすことになる。
おまけに同じレベル6のシンクロモンスターに氷結界の龍ブリューナクが登場。
このカード同様にシンクロ素材に縛りがなく、強力なバウンス効果(カードを手札に戻す効果)を持っており、このカードの不遇っぷりは一層際立っていく事になる。
不遇の時代の終わり・・・?
しかし、2009年3月の制限改訂において、上記の2体がともに制限カードに指定される。
これにより空いた枠を埋めるため、このカードの投入率も次第に上がっていった。
そして2年後の2011年3月、ついにゴヨウ・ガーディアンが禁止カードに指定される。
これにより、このカードはレベル6シンクロモンスターの中では最高の攻撃力を持つモンスターとなり、数多くのデッキに投入されるようになってきた他、強力な融合モンスターである地天の騎士ガイアドレイクなどの登場により、このカードもようやく輝き始めたといえよう。
しかし、彼が輝き始めたのはあまりにも遅すぎた。
KONAMIの猛プッシュもあってか、ゴヨウ・ガーディアンの禁止カード化から1年とたたないうちに、環境はエクシーズモンスターに席巻された。
かつては隆盛を極めたシンクロモンスターも、今ではラヴァルやカラクリなどの極一部を除き、環境から姿を消した。
そして、それはガイアナイトも例外ではなかった。エクシーズモンスターにも対抗できる氷結界の龍ブリューナクとは違い、このカードの持ち味は攻撃力のみ。シンクロ全盛期以上に高速化したとまでいわれる現環境に、攻撃力だけのこのカードの居場所はもはや存在しなくなってしまったのである。
アニメ『遊戯王5D's』にも1シーンのみだが登場した。
漫画・アニメ『遊戯王』で、闇遊戯が使用した暗黒騎士ガイアとは属性・種族が一致しており、イラストやカード名もどことなく似ている。もしかしたらリメイクとして作られたのかもしれない。
テキスト
シンクロモンスター
星6/地属性/戦士族/攻2600/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上