曖昧さ回避
- 弁当等に入れる草をかたどった仕切り。
- 漫画北斗の拳の登場人物、光帝バラン。⇒「光帝バラン」の項目を参照。
- 漫画『ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-』の登場人物。⇒「竜騎将バラン」の項目を参照。
- 『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の惑星。
- 『超兄貴~究極無敵銀河最強男~』の登場人物。アドン&サムソンの長兄。
- 『テイルズオブエクシリア』『テイルズオブエクシリア2』の登場人物。
- 東宝怪獣映画『大怪獣バラン』に登場する怪獣。→当記事で解説
概要
別名「むささび(ムササビ)怪獣」または「東洋の怪物」。
北上川上流の湖に棲息する中生代の大怪獣。学名は「バラノポーダ」。生息地付近の岩屋部落においては「婆羅陀魏山神」として神格化されている
護衛艦すら破壊する程の怪力を持つ上に水中でも活動が可能、更にムササビ状の皮膜を拡げて飛行することができる。公開当時はゴジラの戦闘力とラドンの飛翔能力を併せ持った新怪獣と宣伝された。飛行速度などの身体データは資料によってまちまちだが、基本的に身長は50m、体重は1万5千t。
背びれに毒を持つという設定があり、全身の表皮は柔軟性が高く頑丈で、戦車砲や爆雷などの通常兵器はまったく通用しない。湖に毒を流されても生きていたことから生命力も非常に高いと思われる。しかし、ゴジラの放射火炎のような派手な特殊能力を持っておらず、「発光する物を飲み込む」という習性を利用されて照明弾ごと特殊火薬を飲み込み、体内からの爆発で退治されてしまった為、極めて強力な怪獣という扱いはされないことが多い。
また、ゴジラと異なり、その設定に『核を用いていない』事も特徴の一つ。
名称
学名の『バラノポーダ(varanopoda)』は、実在する大トカゲの属名『ヴァラヌス(varanus)』と、『脚』を意味するギリシャ語『poda』から取った名前。つまり『大トカゲの脚を持った怪獣』という意味になる。
『ヴァラヌス』は実在する属であり、様々な環境に生息できる適応力を持つ。
着ぐるみ
作品自体はモノクロだったが、造形を手掛けた村瀬継蔵氏によると、着ぐるみには実際に色彩設計が為されていたとの事。ゴジラと差別化するためか、チョコレート系のセピアカラーでまとめられていた。
バランの着ぐるみの背中に並ぶトゲは、当時の東宝の水飲み場にあった透明なビニールホースを斜めに切って取り付けたものである。
また、バランの両脇に伸びる翼は、天竺布を用いて造形されている。天竺布は当時、ラドンやモスラ、キングギドラの造形物にも使用されていた。