概要
FFM-5「やはぎ」は三菱重工長崎造船所で建造され、2022年6月23日に進水した、もがみ型護衛艦の5番艦。
2023年度の就役が予定されている。
艦名は長野県に発し、岐阜県、愛知県を流れ三河湾へ注ぐ矢作川に由来し、1945年までこの川は「矢矧川」と表記されていた。また旧日本海軍には、筑摩型防護巡洋艦、阿賀野型軽巡洋艦の2代にわたり「矢矧」という艦名が使われており、護衛艦やはぎは3代目にあたる。3代続いて長崎県での建造で、初代矢矧の建造元は同じ三菱長崎、対して2代目矢矧は佐世保海軍工廠における建造である。
なお、同じく阿賀野型軽巡洋艦を出自とした艦名には「能代」〜「のしろ」もあり、こちらは海自になってからのちくご型護衛艦の11番艦(最終艦)DE-225・2代目のしろを挟み、本艦と同じもがみ型の3番艦FFM-3が3代目のしろを襲名している。この結果、「能代」→「のしろ」と「矢矧」→「やはぎ」は、77年ぶりに姉妹関係が復活した。
関連イラスト
「艦隊これくしょん」の矢矧が手にしているのが実艦(のミニチュア)