概要
シンジュ団のキャプテンで、紅蓮の湿地で特別な加護を受けたガチグマの世話役をしている老婆。ビーダルを連れている。一人称は「わし」で丁寧な口調で話す。
ウォロによればなんと御年99歳であるらしい。それでも頑健な体を有しており、常にラワンブキ(※)が入ったかごを背負っている。
(※)アキタブキとも呼ばれるフキの一種でいわゆるステレオタイプ的な葉っぱの傘に近い外見をしている。北海道ではメジャーな植物であり、コロポックルもこの葉の下にいる種族とされる。
気難しく頑固な性格として有名らしく、デンボク曰く頑迷らしい。
しかし、本来の性格は穏やかで他者を労う事の出来る優しい人物である。ガチグマに対しては我が子のように可愛がっている事が窺える。
作中では、紅蓮の湿地にあるズイのいせきで初めて会うこととなる。
その時点で野盗三姉妹に大事な遺跡の石版を盗まれていたが、ギンガ団やコンゴウ団を信用しておらず、誰の手も借りようとしない突き放した態度を取っていた。
しかし良かれと思ってやったことが空回りしたヒナツを助けたりと薄情という訳ではなく、対立する存在にもかかわらず、その件について礼を言いにきたセキの言動や主人公が善意で石版を取り返したことで、ギンガ団やコンゴウ団を認めるようになり、事件解決に協力するようになる。
また、薬の製造も得意であり、ガチグマが暴れていた原因が「シンオウ様の加護ではない」ということを見抜き、自身が製造した秘伝の薬「毒除丸」を飲ませて治し、主人公にライドポケモンとして授けるといった活躍をしている。
事件解決後はこれからもヒナツとともに紅蓮の湿地を守ることを約束する。
若い頃の設定画も存在し、そちらでは黒髮となっている。
余談
名前の由来はウリ科の植物であるユウガオ。
余談だが、ドレディアはコンゴウ団のヒナツが管理するポケモンであるものの、彼女がコトブキムラで髪結いの仕事をしている都合上、唯一シンジュ団のユウガオが再戦を管理するボスとなっている。一応、ポケモンを連れてはいるが本人とはバトルはできず、ポケモントレーナーであるかは不明。
誰の祖先なのか
ジト目からフロンティアブレーンのネジキが有力視されている。
髪の配色は剣盾に登場したマクワ(髪をセットしてない状態)、髪型とジト目は幼少期のマツリカを連想させるが、説としては弱い。
マイナーな説だが、瓜親子の祖先という説もある。
その根拠となるものとして瓜親子がいわタイプとはがねタイプであるのに対し、ユウガオはじめんタイプのガチグマを世話しており、地属性系が揃うという点が一つ、二つ目は瓜親子はその愛称通りにウリ科の植物が由来であり、先述した通りにユウガオもウリ科植物が由来である。最後の一つはガチグマの進化条件が「ピートブロック」である点である。
ピート=泥炭は植物の遺骸が炭化して出来上がる土のようなもので燃料にも使われてきた。現代のシンオウでも燃料とされるものがある。それこそが石炭であり、石炭もピート同様に植物の遺骸から出来る燃料である。その石炭を採掘するクロガネ炭鉱でヒョウタが働いている為、そこからユウガオとの関連が見出されたといった所。
ちなみにガチグマは作中では採掘が得意なポケモンという扱いであり、瓜親子もまた採掘者であるという共通点がある。