睦月「コピーのくせに……ふざけるな!!」
CV:北条隆博
データ
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.52、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第40話「過去との訣別」に登場。
アンデッドの細胞と上城睦月の細胞を組み合わせて製造された、最後のトライアル。髑髏の容姿は、まるで死神を思わせる。
睦月の行動パターンを学習し、その通りの戦闘行動を行うという特徴を持つ。しかし、改造実験体は人間よりも反応が速いため戦闘能力はかなり高く、ブレイドとギャレンを同時に相手にしながら優位に立てるほど。
タイガーアンデッドに追いつくほどのスピードを出せる強靭な脚力と、触れる者全てを死滅させる猛毒を全身に備え、レンゲルラウザーに酷似した槍状の武器を振り回して戦う。
トライアルBと共同で剣崎一真と橘朔也を襲撃するが、戦いの場に現れた広瀬栞に攻撃を加えようとしたため、それを庇ったトライアルBに致命傷を負わせる。
さらに睦月と相川始にも乱入され、最後は四対一の死闘の末にワイルドカリスの『ワイルドサイクロン』とブレイド・キングフォームの『ロイヤルストレートフラッシュ』を連続で喰らい、爆散した。
余談
- デザインモチーフはブラックサタン大首領。デザイン担当の韮沢靖氏は、過去の特撮にあまり詳しくないと言っていた宇都宮孝明プロデューサーの「布にしないですよね?」という質問が的確すぎてツボにハマったと語っていた(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.103-104)
- ライダー同士の対立、時にはバトルもある本作において、作中で登場する全4人のライダーが初めて同じ敵を相手に共闘した相手でもある。
- 共闘した時に雨が降り出すが、撮影中に偶然降ってきたため、最後のシーンがより感動的に描かれている。
- スーツはトライアルDの改造。下半身のディティールに着目すると分かりやすいか。また、韮沢氏の解釈ではG=GHOST。デザイン画では「TRIAL-G(GHOST)」の名称表記の上に「TRIAL-D」とも書かれている(『UGB』p.76-77)。
- 一方で、トライアルBのデザイン画にはTRIAL-Gとあり、「G=GENERALでしょうか?」という韮沢靖氏のコメントも記されている。(『UGB』p.75)。