プロフィール
概要
漫画『進撃の巨人』の登場人物。
駐屯兵団司令官であり、現人類領土南部最高責任者。「ピクシス司令」と呼ばれている。
スキンヘッドと髭が特徴的な年配の男性。柔軟な判断力と果断な指揮能力を持っているが、飄々とした言動から「生来の変人」とも知られている。壁の上から巨人たちを眺めて「超絶美女の巨人になら喰われてもいいんだがな」と語ったほど。
酒好きで、前線でもスキットルを持ち歩いている。
アルミンが「何かを変えることのできる人間」として連想した4人のうちの1人。
活躍
アニメ版ではトロスト区への巨人侵攻時は有力者・バルト侯のチェス相手をしていたが、急報を聞いて即座に現場へ向かい、自分の守備を命じたバルト侯の求めを無視した。この時、駐屯兵団の参謀のグスタフとアンカが付き添っていた。
キッツ・ヴェールマンとリコ・ブレツェンスカはエレン達を巨人の仲間と疑って砲撃命令を下そうとしたが、その直前に現れて攻撃を止めた。またこの時、ヴェールマンを「小鹿のように繊細な男」と呼んで窘めた。
トロスト区奪還戦でアルミンの案を採用し、エレンの巨人化による壁に開いた穴の封鎖作戦を独断で敢行。エレン達の話はあまりに不確かで、作戦も犠牲は大きいが成功率は極めて低い中で、エレン達を信じて集めた兵士達の前で演説して鼓舞した。
容易く軽い考えでは動こうとせず、エレンに穴を塞ぐ作戦を「できるか?」と質問した後で「やるかやらんか、どっちだ?」と重みを含めて訊き直した。また部下の甚大な犠牲も覚悟しており、自身を「殺戮者」として腹をくくった。
マーレ編
4年後のマーレ編でも変わらず駐屯兵団のトップであり続ける。
パラディ島に投降したイェレナら「反マーレ派義勇兵」を受け入れていたが、マーレのレベリオ区襲撃の戦利品として持ち帰ってきた「巨人化薬」を受け取った際、エレンが兵団を離反して単独行動を取った理由を知っていると考え、義勇兵を拘束した。
しかし、イェレナが密かに忍び込ませていた「ジークの脊髄液入りワイン」を飲んでいたため、シガンシナ区にマーレ軍が攻め込んできた際にジークの叫びによって巨人化する。最期はアルミンにより雷槍を撃ち込まれ死亡。
巨人化の瞬間は酒の瓶を手にしており、最期まで酒と共にあり続けた。