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キッツ・ヴェールマン

こじかたいちょう

キッツ・ヴェールマンとは、『進撃の巨人』の登場人物。図体の割には小鹿の様に繊細な男。
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プロフィール編集

誕生日8月2日
身長195cm
体重110kg
所属駐屯兵団隊長
CV志村知幸

概要編集

漫画『進撃の巨人』の登場人物。

駐屯兵団隊長。愛すべき小鹿

駐屯兵団第一師団精鋭部隊を率いる。

彼の側近としてリコがついている。

規則を守るのが兵士であり、それ以外は排除する、それが兵士の務めという持論を持つ。


トロスト区襲撃の際には訓練兵団を卒業した直後の新兵達に現状を説明し、指揮を行った。

住民避難完了後、問題となった巨人化したエレンがあまりに未知数だったため「人間に化けた敵」だと恐れ、彼を庇うミカサアルミンを反逆者として処刑しかけた。


寸前でキッツによるエレン達への攻撃を止めさせたドット・ピクシス司令からは「図体がでかい割りに小鹿のように繊細な男」と言われた。小鹿呼ばわりの所以はここにある。

しかし、巨人に対する評価はかなり的を射ており、の存在など全く明らかになっていなかった時点で、「巨人は人間に化け人類を欺く」という正解を言い当てていた。


また、ウォール・ローゼに巨人が出現した際には東防衛線で精鋭部隊の指揮官として巨人との戦いを指揮するなど、普通に前線にいる。この地点は防衛線の最南にある最重要地点で、リコが発言している通り、巨人の集団でやって来たら直に突破されてしまう超危険地帯であった。柔軟性に欠けリスクを恐れる面があるものの、全ては人類を考えての行動であり、基本的に命令に忠実に命懸けで頑張るようである。


脇役ながらやたら読者質問に登場しており、作者から「妻も子供もいる」「デカいので格闘術も強い」と回答されている。

アニメ版編集

1期では単なる臆病者キャラにしか見えない描かれ方になった。

特に、本部の防衛を早々に放棄して事実上補給班を見殺しにしたような描写や、補給班の反論にあからさまに動揺したり汗だくで目を逸らしまくったりと、前線から逃げる情けない上官というかなり残念なアニメオリジナルシーンを入れられてしまった。

その関係でジャンが補給班の任務放棄と籠城を責める場面も、上官に逃げられ置いてかれた補給班を責めるというジャンのマイナス描写のようになってしまっている。


加えて、アルミンたちへの砲撃であったり、逃げ出す兵士を断罪しようとするシーンは健在であるため、単刀直入に言えば弱者には強い卑怯者という印象である。


2期では原作通り最前線で指揮を行う姿が描かれた。

原作でも出番はこれ以降一切描かれていないが、アニオリで評判を下げるよりは幸せかもしれない。




余談編集

指揮官として編集

「進撃の巨人OUTSIDE攻(ガイドブック)」で、指揮能力は本物、全ては人類の安全を考えての行動であると補足されている。また、10段階評価の能力図では「柔軟性」「心の強さ」が3とかなり低いが、「行動力」「部下からの信頼」は8とかなり高く、指揮官としては紛れもなく優秀な能力値設定となっている。

原作において良い描かれ方ではなかったが、地位相応の能力は持っていたことがうかがえる。


アニメ版の描写について編集

上で説明されているようにキッツのマイナス描写のように演出されているアニメ版ではあるが、設定から細かく考えていくと「情緒不安定気味で柔軟性に欠けるが正当な判断と行動のキッツ」「仕事の内容もやるべきことも見失い周囲に迷惑をかけ続ける補給班」という構図はアニメ版でも変わっていないとも取れる。


アニメ版において壁の扉が破壊された規律に準じ増援部隊編成のために移動しようとするキッツに補給班は「もし巨人が攻めてくれば我々補給兵だけでここを守るのは不可能です」と訴えて引き留めようとしているが、

巨人は人及び、人が多いところに集まるため、ガス補給装置がある本部内部に人間が多く留まること自体が基本的に良い手ではない。

なるべく巨人が来ないように分散して立ち回り、偶然巨人の進路に重なった場合は自分たちを囮にしてでも本部から引き離すべきであり、ジャンの「(補給班の供給室に巨人が入ってきたどうしようもなかったという泣きごとに対して)それをどうにかするのがてめぇらの仕事だろうが」からもそれはうかがえる。

新兵としての不安の吐露だとしても、多くいる先輩兵士ではなく後に精鋭部隊の指揮官を担当するなど重要な役割を任せられるだけの責任と任務があるキッツに任務を放棄して残ってくれるように頼むような話ではないだろう。


「オレたちへの補給任務を放棄して本部に籠城はねえだろ」「案の上巨人が群がってガスを補給しに行けねえ」というジャンのセリフからも、補給部隊は前線の兵士たちと本部を行き来しながら補給を行うのが本来の仕事であり、ガス供給機のある本部内部の人員・活動は最低限にするのが原則であると考えられる。

それなのに補給班は本部に巨人が攻めてくるという不安に駆られて前線の兵士に供給を行う仕事をせず、上官に事前の作戦と異なる誤った行動をするように頼み、当然断られた結果最終的に任務を放棄して籠城し巨人を誘き寄せて多くの兵士を窮地と死に追いやったわけである。


アニメ版でも原作通りにジャンに怒鳴られた後は補給班は出てこないため、一見するとキッツのマイナス描写のように見えているだけなのかもしれない。




関連タグ編集

進撃の巨人 駐屯兵団

ドット・ピクシス イアン・ディートリッヒ リコ・ブレツェンスカ

小鹿 高身長

進撃の巨人の登場人物一覧

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