解説
MARVELコミックの登場キャラクター。初登場は1971年の"Savage Tales #1"。
本名: セオドア・”テッド”・サリス (Theodore Sallis)。
アメリカ軍所属の化学者で、キャプテン・アメリカを生み出した超人血清を再現するS.H.I.E.L.D.の計画「オペレーション・グラディエーター」に参加していたが、A.I.Mというヒドラの流れを汲む組織に襲われた際に副作用のある血清を使ったため、異形の植物怪物へと変貌してしまった。
能力
超怪力、超防御力、化学物質の耐性など。
『自分の姿を見て恐怖を感じた者に触れると、その相手を焼き殺す事ができる』という怪物キャラにふさわしい能力も持っている。
また全平行世界につながる門の守護者でもある。
ただし一切喋られないため、意思疎通が困難。例外的にブレイドは何となく通じるらしい。
交友関係
片腕を失った直後の彼を雇おうとした。
- バーバラ・"ボビー"・モールス / モッキンバード
同じ計画に参加していた生化学者の女性。
元はS.H.I.E.L.D.の諜報員で、マンシング誕生後は独自に活動している。
- 所属チーム
S.H.I.E.L.D.の他、アベンジャーズやディフェンダーズを含む複数のチームに参加している。
メディア展開
単独実写版
2005年に映画化。本国アメリカではテレビ放送されたが、シンガポールなどでは劇場公開されている。
日本では『巨大怪物 マンシング』のタイトルで翌年にDVDが発売。
生化学要素はオミットされ、サリスはネイティブ・アメリカンという設定。ホラー・オカルト要素が強めな作風となっている。
アニメ
ブレイド、ウェアウルフ・バイ・ナイトらとともに、ニック・フューリーが率いる部隊「ハウリング・コマンドーズ」の一員として登場。
住んでいた沼地にガーディアンズの宇宙船が墜落し、油を漏らしたため攻撃。ロケットやグルートと戦っている。
MCU
スペシャルドラマ『ウェアウルフ・バイ・ナイト』にて遂に本格参戦。
作中ではハンター達に狙われるモンスターとして登場しており、物語前半では、ジャックが彼を逃がそうと奮闘する様が描かれている。
また、ジャックからは一貫してテッドと呼称されている為、出自は原典に近いものと思われる。
どこか間が抜けており、温和なものの敵対者には容赦がなく、触れただけで相手を炭化させる凄まじい能力を見せた。
そのグロテスクな容姿からはかけ離れた、どこか愛嬌のある仕草や活躍からファンからは「可愛い」といった声が相次いだ。
尚、作中ではあまり詳細が語られることはなく原典通りにマルチバースに関与するかは不明。
余談
"Man-Thing"は直訳の「男のモノ」の通りアレを指すこともあるため、たまに下ネタ関係でイジられる。
DCコミックスには容姿や性質が似通ったスワンプシング(Swamp =「沼」)という超人がいる。初登場は2か月差。
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』での出演以前に、スピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』にて、その存在に言及されている。
タグについて
「マンシング」だとゴルフのブランド名「マンシングウェア(Munsing wear)」や、Pixivの検索でも「ロマンシングサガ」と重複し、かといって「マン・シング」タグは使われていないため、この記事タイトルとする。