ティセ・ロンブローゾとは、サンソフトの格闘ゲーム『わくわく7』の登場キャラクターである。
プロフィール
名前 | TESSE RONBLLOZO |
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キャッチコピー | 少女人形 |
出身 | ロンブローゾタワー(博士の秘密基地) |
身長 | 148cm(状況により増減) |
体重 | 35kg(通常時) |
性別 | 女(生殖機能なし) |
年齢 | 11歳 |
好き | 博士と6人のお姉さん |
嫌い | なし(本当は人形のような自分の体) |
cv | 大河内葉子 |
概要
ロンブローゾ博士博士によって制作された7体の自動人形(オート・マタ)の末っ子。
普段は博士の身の回りの世話や、基地の管理をしている。なお、他の姉妹機は性格がきつすぎるためほとんど働こうとせず、ティセが完成するまで基地はゴミ屋敷同然だったという。
ある日から病気に倒れた博士を救うべく、博士の研究資料で見た願いをかなえる魔法の玉「わくわくボール」を手に入れるべく、ドタバタの渦中へと飛び込んでいく。
容姿・性格
膝裏に届くほどの美しい金髪に華奢な体格、目は前髪で隠しているが、その下にはつぶらな碧の眼を隠している。常にメイド服で動いているが、ナースモードという機能を搭載しており、その際には一瞬でナース服に衣装が変わる。
性格は、博士が姉たちの性格を鑑みてあえて引っ込み思案に設定しており、それが功を奏したのは先述のとおり。しかしながら、彼女自身は自分の人形の体にコンプレックスを抱えており、敵うことならば人間になりたいと願っている。
性能
代表的な飛び道具「あれこれポイ」を筆頭に、一見すると癖の強い技ばかりに見えるが、伸びる腕や頭のアンテナの電撃で相手を牽制しながら、中距離で立ち回る機動力重視のキャラクター。
その反面、技や手数は少ないものの、「誰でも強キャラになれる」というゲームのコンセプトの恩恵もあって、使いこなせればかなりの強さを発揮する。
さらに何気に「スーパーモード」がガードキャンセルで出せるという、まさに時代の先を行った特性も持っている。マジで10年早かったな・・・。
早すぎた『萌えキャラの開祖』
「10年早すぎた」と称される『わくわく7』の中でも随一の萌え要素の塊。
金髪ロング・メカクレ・ロボっ娘・末っ子・引っ込み思案・健気・メイド・看護師(ちゅーちゅーアタック)・箒持ち・アンテナ頭・白タイツ……って、どんだけ詰め込んだんだよサンソフト!!
しかも、これら要素は1996年に登場したのである。
思い出してほしい、その当時にオタク文化への理解などなく、まして『萌え』『メイド喫茶』などという文化など誰も予想だにせずにいた時代である。
萌えロボットの先駆とされる『ToHeart』のマルチすら未だ世に生を受けていなかった時代である。
その時代に、軽く10を超える萌え要素を叩きこんだ女の子がひっそりと誕生していたのだ。
サンソフトのマイナーゲームが世に送りこんだ一体のメイド人形さんが、よもや後世のスタンダードになるなど考えもしなかったであろう・・・。