概要
1980年1月6日~同年12月21日にかけて放送されたNHK大河ドラマ第18作。
会津藩の下級武士・平沼銑次と薩摩藩郷士・苅谷嘉顕と言う架空の人物を主人公とし、明治維新の勝者と敗者両方の視点から幕末から明治維新までの歴史を描いた。
企画・制作
『三姉妹』以来13年ぶりの架空人物が主人公の作品。
これまでの大河は世間に名前の知られている「歴史の中心人物」や中央政権に近い人物にスポットが当てられることが多かったが、本作は庶民に近い立場の人物を主人公としている。
また、明治維新において敗者側とされる会津藩の人物を主人公の一人として据えたのも、当時の幕末ものとしては斬新な試みであった。
シナリオは山田太一の書き下ろしで、主人公を会津と薩摩の出身者としたのは山田のアイデアによるもの。2022年現在、山田が関わった唯一の大河ドラマでもある。
主な登場人物
スタッフ
脚本:山田太一
音楽:宇崎竜童