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概要編集

「三姉妹」とは、1967年1月1日~同年12月24日にかけて放送されたNHK大河ドラマ第5作。

大河ドラマ初の架空人物主人公かつ大河ドラマ初の女性主人公


企画・制作編集

放送当時の1967年~翌年の「竜馬がゆく」放送年の1968年明治維新から100年に当たり、今作と次作の二作とも幕末が舞台となった。

NHKはタイトルに「100年」というフレーズを何らかの形で入れられないか小説家である大佛次郎に掛け合ったが断られ、その代わりとして彼の幕末を舞台とした小説を元に脚本を書くことを提案し、本作が執筆された。

彼に書下ろしに近い形で原作の執筆を依頼し、それを元に脚本が作られたため、そういう意味では大河ドラマ初の書き下ろし作品となる。


だが、大佛の原作執筆が進まず、元になる原作がない状態となり、大佛から脚本家の鈴木尚之に「ここからはあなたのオリジナルで書いてくれ」という申し入れもあったため、鈴木は台本を独自で執筆せざるを得なくなった。

大河初の「架空の人物を史実の事件に絡ませる手法」は大佛の構想に依存していたため、演出陣と鈴木は頭を悩ませ、彼らの関係は険悪になってしまったという。


キャスティング編集

主人公姉妹の長女に岡田茉莉子、次女に藤村志保といった映画スターを、三女には新人であった栗原小巻を起用した。

栗原は本作が出世作となり、「コマキスト」と呼ばれるファン層を作り出した。


余談編集

本作には、各話ごとのサブタイトルが設定されていない。


主な登場人物編集


スタッフ編集

原作:大佛次郎「逢魔の辻」「その人」「薔薇の騎士」他

脚本:鈴木尚之

音楽:佐藤勝


映像の現存状況編集

NHKには、19話と総集編前編の一部のみが現存し、他の話は残っていないとされる。


関連タグ編集

NHK 大河ドラマ 幕末


源義経三姉妹竜馬がゆく

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