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根津甚八

ねづじんぱち

根津甚八とは、真田幸村を題材とした講釈・講談に登場する架空の人物で、幸村の家臣である「真田十勇士」の一人として数えられる。またそれに由来する俳優、及びモデルとしたキャラクターも存在し、これらについても全て本記事にて解説する。
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根津甚八とは、

  1. 真田十勇士の一人。以下の2、3のモデルもしくは名前の由来でもある。
  2. 日本の俳優・脚本家・演出家(1947年 - 2016年)。
  3. BRAVE10』の登場人物。

1.の概要編集

「真田三代記」を始めとする講釈・講談における真田幸村の家臣で、「真田十勇士」の一人に当たる。通称は小六、諱は貞盛。禰津小六(信濃の国衆・根津政直(松鴎軒常安)の次男)、浅井井頼(浅井長政の実子もしくは養子)などがモデルとされる。


滋野一族(真田氏の祖)のひとつ・根津氏の生まれで、訳あって大和絵師の父と共に故郷を離れ、その父と死に別れた後は丹波の豪族の居候を経て、海賊の頭領となったという。その経緯から水軍の指揮に長けたとされ、また同じ真田十勇士の筧十蔵とは義兄弟の契りを交わしていた。

穴山小助と共に関ヶ原の戦いに加わり、後に大坂夏の陣の最終局面にて、幸村の影武者となって討死した。


2.の概要編集

黄金の日日まとめ

生年:1947年12月1日

没年:2016年12月29日(満69歳没)


山梨県都留市出身、獨協大学外国語学部フランス語学科中退。本名は根津 透(ねづ とおる)。

1969年唐十郎主宰の「状況劇団」に入団、1979年まで在籍。入団の際に唐から、本名の「根津」に引っ掛ける形で真田十勇士の「甚八」の名を与えられ、以後の芸名とした。

状況劇団に在籍中の1978年に、NHK大河ドラマ黄金の日日』に石川五右衛門役として出演し注目を浴び、以降も黒澤明作品を中心に舞台・映画・ドラマに多数出演し人気を博した。


2000年代に入ってからは右目下直筋肥大の罹患や、自らの起こした交通事故などの影響で活動縮小を余儀なくされ、その後もうつ病や椎間板ヘルニアなどを患っての療養生活の末、2010年に俳優業の引退を発表、テレビ出演など表舞台から離れる事を宣言した(脚本家や演出家としての活動は継続)。

2016年、肺炎のため東京都内の病院で死去。この前年に盟友であった映画監督・石井隆の要望に応じ、映画『GONIN サーガ』に出演。1作限りの復帰を果たしたこの作品が根津の遺作となった。


3.の概要編集

「BRAVE10」

CV:中井和哉


徳川家康の追っ手から逃げる真田幸村らを助けた湖賊の頭領。

上田を離れていた筧十蔵が彼の下で世話になっていたことが縁で

「真田十勇士」に加わることになる。大の酒と女好き。

筧十蔵とは義兄弟の契りを交わしている。槍の扱いに長けており、

手から雷を発する能力を持つ。相棒として黒豹ヴェロニカを連れている。


関連タグ編集

真田十勇士 戦国時代

真田信繁 真田幸村

BRAVE10

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