概要
小説『真田十勇士』に登場する架空の武士。種子島(火縄銃)の名手。
元は豊臣家譜代の家臣である蜂須賀一族に仕えていたが、大坂に招かれた真田幸村が蜂須賀屋敷に滞在した際に心を引かれ、志願して家臣となる。大坂夏の陣では、落ち延びた幸村と共に薩摩へ渡った。
なお、真田十勇士が刊行される以前の『真田三代記』では「筧十兵衛(かけい じゅうべえ)」なる人物が登場する。十勇士の十蔵はこの筧十兵衛、又は筧金六郎、あるいはその息子がモデルとされる。
二次創作ではだいたいこれらの設定は無視され、大坂の陣で戦死する。
創作物における筧十蔵
BRAVE10
CV:置鮎龍太郎
メインイラストの人物。種子島による射撃の腕に長け、狙撃も得意とする。
愛銃の名前は紗綾で、その他に仕込み銃も持っている。まじめかつ堅くて不器用な性格。
幸村の命で諸国を廻り後に上田に戻ってきたが、後に清海に壊された銃に代わる新たな銃を求めて自らの意志で再び旅に出た。
道中で根津甚八に出会い、意気投合する。酒に関してはザル。高所恐怖症。
境界線上のホライゾン
→詳しくは「筧・十蔵」の記事を参照。
ムシブギョー
CV:羽多野渉
優れた銃術・砲術を有し、カメムシの発生させる揮発性毒ガスを使用した強力な大筒での狙撃を得意とする。二番手由利鎌之助とは仲が良い。
残虐にして粗にして野であるが、豪放磊落とした面もあり仲間からは信頼している。