概要
『常住戦陣!!ムシブギョー』に登場する、真田幸村配下最強の10人。かつて真田十勇士と呼ばれた豪傑たちの成れの果ての姿。
全員が蟲人化しており、脱皮して人間の姿に戻ることでさらに身体能力が上がる。
元々はお尋ね者や野心家の集まりであり、自分たちを拾い、表舞台に立たせてくれた幸村には絶対の忠誠心を有している。
しかし、市井の人々に対しては文字通り虫けらほどの慈愛も有してはおらず、救済と称し殺戮を繰り広げていった。中でも死体の山を積み重ね、叩き潰すことで「血狼煙」を上げるシーンは多くの読者を戦慄させた。
アニメでは紀伊編の途中でシナリオが原作連載に追いついてしまったため、原作とは末路が異なる者もいる。
メンバー
霧隠才蔵
CV:関智一
十傑蟲筆頭(最強)の男。蟋蟀(コオロギ)の蟲人。元は伊賀忍者の幹部だったが、真田幸村の思想に惹かれ家臣となる。弱い人間を「クズ虫」と呼び蔑んでいる。超美形。
高音を響かせ、松坂和歌山城全体を覆うほどの幻術を見せることができる。
由利鎌之介
CV:高城元気
十傑蟲二番手。皆様の予想通り蟷螂(カマキリ)の蟲人。元は山賊であり、筧十蔵と共に盗みを働いていた。脱皮した後の姿は中性的な美少年である。
蟷螂の俊敏さを活かした二刀流で闘う。
筧十蔵
CV:羽多野渉
十傑蟲三番手で、鎌之介と行動を共にしていることが多いカメムシの蟲人。アッケラカンとした豪快な男。
カメムシの身体から放出される毒液を気化させ、大筒に詰め込むことで得意の砲術をパワーアップさせる。
穴山小介
十傑蟲四番手で仮面ライダーのような外見をした飛蝗(バッタ)の蟲人。
バッタの持つ身体の何倍もの高度まで一瞬で跳躍する脚力と、鍛え抜かれた鋼の拳で相手を破壊し尽くす。アニメでは「ジャスティス!」を連呼するギャグテイストの強いキャラになっている。
三好兄弟
CV:佐々木睦
十傑蟲五番手。三好清海入道と三好伊佐入道の仲良し兄弟。ゴキブリの蟲人。
十傑蟲最大の巨躯を誇り、凄まじい怪力と十傑蟲トップクラスのスピードで敵を叩き潰す。ゴキブリの蟲人のため、首を刎ねられても、身体をバラバラにされても一瞬で再生するほどの再生能力を有している。
根津甚八
CV:俊藤光利
十傑蟲六番手のタガメの蟲人。元は隻眼で渋い見た目の青年。仁兵衛たちを逃す失態を恥じて、真田幸村の前では地面に頭を突っ込み土下座したままの体勢で状況報告するなど、極めてストイックな性格。
十傑蟲の中で水中戦においては最強を誇り、脱皮後は水の流れを自在に操れるようになる。
猿飛佐助
CV:下崎紘史
脱皮した殻を操る「分裂の術」による物量戦を得意とする。大砲の弾が直撃しても平気なほど体は硬く、非常に俊敏である。
一般的な知名度は高いが、本作における扱いは「最初に出てくる奴」でしかない。
望月六郎
CV:三木眞一郎
蜻蛉(トンボ)の蟲人。名前が偶然同じ海野と「六郎コンビ」を結成している。元は盗賊の首領。
優れた機動力による空中戦を得意としている。
海野六郎
CV:好川貴裄
ダンゴムシの蟲人。アホであり、相棒の望月からいいように扱われている。元は死体漁りを営んでいたチンピラ。
硬い甲殻を有し、高速回転して全てを薙ぎ払う。