私達、二人の子だ。健やかで逞しい子になるだろう
我ら2人で我が子に剣を教えあう日々は、きっときっと至福であろうからな。
CV相橋愛子
人物
仁兵衛の母親。飛騨高山の出身。故人。
日本一の剣客となるために親と縁を切り武者修行の旅に出た。
20年(アニメ版では16年)前、江戸の道場破りの最中に、同じく道場破りをしていた
若かりし頃の源十郎と遭遇、真剣勝負となる。
互いの実力が拮抗していたために、三日三晩(アニメ版では1年間、日本一周している。しかも、江戸を出てから春に鎌倉、夏に京都、秋に宮島、冬に北海道、そして江戸に戻っている)戦っても勝負がつかなかったが、源十郎の腕を認めた上、剣を交えた中で月島源十郎の強さに惹かれた叶から、桜の樹の下で逆告白し、源十郎の子を産むと宣言した。
過去話を聞いた天間曰く『闘いながら告白(プロポーズ)て…』と驚かせ、
火鉢曰く『月島の親らしいわね…』と呆れさえた。
息子に津軽に帰れば、この俺(月島 源十郎)を尻に敷き・・・ まことに最高の嫁であった。と言わせるほど
また源十郎曰く『華奢な女子』にもかかわらず、源十郎の繰り出した「富嶽鉄槌割り」を一度見ただけで、技を盗むほどの才能を持っていた。
その才能は仁兵衛にもちゃんと受け継がれており、その成長スピードを見た源十郎
曰く「お前(叶)に似て、(仁兵衛は技の)飲み込みが早い。」と語っている。
仁兵衛出産の際に亡くなったとされているが、「仁兵衛に何度も子守唄を歌っていた」とする発言もあるため詳しい死亡時期は不明。
「仁兵衛に何度も子守唄を歌っていた」は、無涯が城塞級の超大型蟲『益荒王兜』を討伐するさい『呟いた歌』と同じ台詞である。
真実
彼女の正体は、蟲狩の中で無涯の家系が崇め奉っていた「常世の神子(女性のため常世の巫女)」。
彼女自身は常世の巫女の力による変異(変化)を見て嫌われる(本人は醜い)事を恐れていたが、源十郎はそれをあっさりと受け入れ『面白変化』と言い放ち、流石、ワシの嫁だな!!!と言っている(独白だとこれも惚れた理由)。
叶 ・・・バカモノ。最後まで私を惚れさせおって・・・
叶 負けるなよ源十郎、主様(ぬしさま)が日ノ本一だ!
源十郎 おうよ!死ぬまで勝ち続けてやる!!!
その決闘の一か月後に彼女は病死している。
余談①
決闘前に江戸に出て最強(ぬし)がいた。と
決闘終了後に、あの子の名前は『仁兵衛』というのはどうだ?と発言
余談②
お春に勝るとも劣らない巨乳の持ち主で、源十郎はお春の胸を見て彼女を思い出していた。
ちなみに身長170cm。3サイズはB96(Iカップ)、W56、H90とスタイル抜群。
源十郎は嫁にするなら胸の大きな女子にしろよ!あのお春殿のような方に
余談③
蟲狩の里を出る時に『天羽々斬剣』を持ち出してしまっている。
『天羽々斬剣』は代々「常世の神子」となるものが受け継ぎ、振るうことを許された刀。
生前、『天羽々斬剣』を仁兵衛の一人前になったら渡すように伝えていた。
仁兵衛が『常世の神子』の状態で鞘を抜く際に「常世の巫女」姿で負けるな、仁兵衛!と記憶から登場
源十郎に向って、『天羽々斬剣』を使わなかった理由を述べている。
自分を含め…歴代の『常世の神子』は、誰1人としてその刀を扱えなたった。
叶 …理由は至極単純。それは…使えなかったのだ。
源十郎 使えなかった?
叶 刀身自体は顕現できる。問題はそこからだ。嵐の海にいる船の如く、操るのは困難で、…狂犬に力を貪られ、喰らう感覚……そして、あまりにも巨大過ぎる力…恐ろしくて使えなかったのだ。