死ぬまで、勝ち続ける武士のことだ
声 - 小山力也
津軽藩最奥の村にある月島流道場道場主。仁兵衛の父。
左頬に16年前に妻である叶との最後の決闘で付いた傷がある大柄な男性。
非常に豪放かつスパルタな性格で、息子には厳しく接しながらもその成長を見守っている。
一人称は「ワシ」もしくは「俺」、笑い方は「ガハハハ」。仁兵衛同様かなりの大食漢。
8年前まで、津軽藩の剣術指南を務めていたが、仁兵衛の失態の責任を取り、自ら左足の腱を切った。そのために走ることができなくなり(現在は鞘を当て木代わりにしている)、小鳥の蟲奉行所お勤めの誘いを断り、その代わりを息子に託した。
富嶽三十六剣の考案者。軸足である左足を失いながらも実力は衰えておらず、武家見廻り組が対処できなかった巨大蟲30匹を単独撃破し、仁兵衛の過酷な修業にも付き合った。
また、叶との最後の決闘では「常世の巫女」の力を解放した彼女に勝利するなど、火鉢曰く「人間離れしすぎ」ている。
江戸での散策ではお春の人格とスタイルを評価し、仁兵衛の嫁に来ないかと誘った。
後に幕府剣術指南役に任命され、武家見廻り組の戦力強化に一役買っている。