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獅子の時代(大河ドラマ)

ししのじだい

本記事では、1980年放送の大河ドラマ第18作目としての『獅子の時代』を取り扱うものとする。全51回。
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  • その他の用例についてはこちらを参照。

概要編集

1980年1月6日から12月21日にかけて、全51回放送されたNHK大河ドラマ第18作。

会津藩の下級武士・平沼銑次と薩摩藩郷士・苅谷嘉顕と言う架空の人物を主人公とし、明治維新の勝者と敗者両方の視点から幕末から明治維新までの歴史を描いた。


企画・制作編集

三姉妹』以来13年ぶりの架空人物が主人公の作品。

これまでの大河は世間に名前の知られている「歴史の中心人物」や中央政権に近い人物にスポットが当てられることが多かったが、本作は庶民に近い立場の架空人物を主人公としている。

また、明治維新において敗者側とされる会津藩の人物を主人公の一人として据え、旧来の英雄譚とは一線を画した裏面史ともいうべきストーリーが展開されたのも、当時の幕末ものとしては斬新な試みであった。

シナリオは山田太一の書き下ろしで、主人公を会津と薩摩の出身者の2名体制としたのは山田のアイデアによるもの。2022年現在、山田が関わった唯一の大河ドラマでもある。


この他にも、大河ドラマとしては初となるロック風のテーマ音楽や、当時としては異例のほぼ毎月に亘る野外ロケの実施、さらに初期話数にて描かれたフランス・パリでの海外ロケ、そして後年の大河ドラマで定番となった、オープニング前のアバンタイトルの挿入など、シリーズ全体としても画期的な試みが複数盛り込まれている。


主な登場人物編集


スタッフ編集

脚本:山田太一

音楽:宇崎竜童


関連タグ編集

大河ドラマ 会津藩 薩摩藩 明治維新


青天を衝け:2021年放送のNHK大河ドラマ。本作の発想の源となった日記の著者にして、登場人物の一人でもある渋沢栄一を主人公に据えており、パリ万博をはじめ作中で描かれた主要な出来事のいくつかも、本作と重なるものとなっている


草燃える獅子の時代おんな太閤記

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