みなもとの なんかはらたつ なかあきら
かおはいいのに かおはいいのに
概要
『鎌倉殿の13人』第43回「資格と死角」での源仲章に対する視聴者の嘆きのこと。
第43回「資格と死角」
和田義盛の一件もあってから、源実朝は完全に義時たちを信用しなくなっており、今までも頼りにしていた朝廷をより一層頼るようになった。
この際、朝廷と鎌倉幕府の連携役となっていた源仲章も同時に信頼を得るようになり、北条よりも実朝に近い存在となる。
この時、仲章はすれ違った義時に対し、「私が執権になろうかな!?」と嫌味ったらしく煽った後に高笑いをして去って行った。
今までも視聴者を軽くイラつかせてきた仲章だったが、このセリフでより一層イラつかせていた。
ここから、(イケメンだと評判な中の人の顔や演技が相まって)最上に記載している短歌(?)が生まれることになった。
元の出自
第44回「審判の日」
仲章劇場開幕。
義時の妻、のえが自分に気のあることを利用して頼家から実朝への代替わりの真相を聞き出そうとし、そのことを義時に話すことで少なくとも話すことが憚られるほどの後ろめたいことをやったことを察し、「あとは調べるのみ」と彼を恫喝。
さらに自らの目的を義時に聞かれた際には、ものすごく勿体ぶった態度で「人の上に立ちたいだけだ」と本意を伝えた。
その後、邪魔となった仲章の抹殺を決意した義時だったが派遣した殺し屋を捕縛され始末に失敗。鶴岡八幡宮への参詣の準備を進めていくなか、義時が抹殺を確信しているなかまさかの登場(義時視点)を果たした仲章は渾身の煽り顔を披露した。この時点で仲章は義時が命令を下したことを確信しており、自らの勝利を確信していた。
そのためか、無言のまま太刀持役の義時から太刀を渡すよう強要...するのだが...。
余談
主演の小栗もこの仲章の「ヤな奴」っぷりをいやというほど感じていたのか、恒例となっていたマスクネタでも「斗真うざいよ」と書いてきたことがあったとか。
なお、生田と小栗はドラマ版「花ざかりの君たちへ」などで複数回共演したことのある盟友同士であり、「鎌倉殿」への出演が決まった際にも生田は小栗について
「小栗さんとは久しぶりの共演となりますが、キャスト・スタッフの皆さんをいつも大切にしていて、本当に素晴らしい座頭です。ただ、私の長台詞を丸々覚えてきて『間違えたら、すぐ指摘してやろうて思って』と笑う彼は、20代の頃のイタズラ小僧の顔をしておりました。そんなところも素敵です。キュンです。シュンです」
と好意的かつ絶大な信頼を置いていることを明かしている。おそらく小栗の「うざいよ」マスクもそんな仲だからこそのネタだろう。
また、生田はこれまで大河ドラマで敬虔なキリシタン大名である高山右近(「軍師官兵衛」)や明治の誇る『快男児』で日本初のオリンピアンの片割れ三島弥彦(「いだてん」)という好感の持てる人物を演じてきたため、より一層本作における仲章のいやらしさが際立ったという要因もある。