源仲章
みなもとのなかあきら
河内守・源光遠の子、母は不詳。儒学者、文章博士としても知られる。
父・光遠は宇多天皇の孫・源雅信を祖とする宇多源氏の末流にあたる下級貴族であり、後鳥羽上皇に近臣として仕えただけでなく、在京のまま御家人の資格をもった人物である。
仲章が歴史に現れたのは、正治2年(1200年)頃、京の都において治安の維持と鎌倉幕府との連絡も担当、建仁3年(1203年)には阿野全成の三男・頼全を処刑している。
建永元年(1206年)、後鳥羽上皇廷臣の地位を保侍したまま、3代将軍・源実朝の侍読(教育係)として招かれ、鎌倉に邸宅を与えられる。
健保4年(1216年)、政所別当の1人に任じられる。官位も大学頭、相模守を経て、健保6年(1218年)には幕府の推薦により従四位下・文章博士に叙され、順徳天皇の侍読も兼務する。
健保7年1月27日(1219年2月13日)、源実朝の右大臣叙任を祝賀し、鶴岡八幡宮に拝賀であるこの日に実朝とともに公暁(源頼家の子)の一党に襲われ、殺害された。
源実朝と源仲章は同じ「源姓」ではあるが、源実朝は清和天皇を祖とする清和源氏の末流である河内源氏、源仲章は宇多天皇を祖とする宇多源氏にあたる。
また、仲章自身は後鳥羽上皇に仕える公卿として知られるが、遠縁にあたる武家には源頼朝(鎌倉幕府初代将軍)のもとに馳せ参じた老将・佐々木秀義らがいる。
斯様にして「実朝暗殺事件の巻き添えに遭った」程度の超マイナーな存在ではあったが、「鎌倉殿の13人」でその評価と知名度は一変。中盤以降に登場して「朝廷による鎌倉への干渉」の表裏を担う存在となり、朝廷による坂東への干渉を嫌悪する義時と敵対する。
顔の良いジャニーズの演技担当こと生田斗真によるノリノリの怪演も相まって、煽り倒し暗躍し(畠山重忠の乱・牧氏の乱の発端である北条政範の毒殺に関与・和田族滅の発端の泉親衡の乱の首謀者)義時やその身内の地雷を踏みまくるという「顔はいいのに腹が立つ」ドラマ終盤の悪役として強烈な印象を植え付けた。
視聴者は勿論作中でも時房に「腹が立つ顔」、相対した義時役の小栗旬に至っては「本気で殺してやろうと思った(11月25日のあさイチ!にて)」とすら言われる始末だが、生田自身は当初から「死んでせいせいしたと思われるように」と公言していたので、役者としては面目躍如を果たしている。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 宇宙戦艦ヤマト × 鎌倉殿の13人
沖田十三の13人 第44回 「審判の日」②
なんだ、これ(・_・; 第44回のドラマ終盤を観て、ドリフのコントを思い浮かべた視聴者はどのくらいいらっしゃるんでしょうか⁉︎😅 なぜか『天才バカボン』のネタまで浮かぶ自分🤣1,574文字pixiv小説作品 - 宇宙戦艦ヤマト × 鎌倉殿の13人
沖田十三の13人 第44回 「審判の日」⑤
なんだ、これ(・_・; 『いい夫婦の日』にちなんで書いたのに、北条義時さんが不憫すぎる〜😭 なぜか第45回のお話を紹介する次回予告で出ていたのえさんの台詞を言う北条義時さん😭1,069文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
我が夫は私をどう見ているのか 第44回 「審判の日」
今回は、北条義時さんの妻ののえさんの視点のお話です🙇♂️ 次回予告を観てこのお話を書いてみましたが、第45回のお話とは少し違うかもしれないです。実際に第45回のお話を観てみないとわからないので🙇♂️2,312文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
父上が目指してなれなかったものとは 第43回 「資格と死角」
今回は、北条泰時さんの視点のお話です🙇♂️ ドラマの第43回のお話の中で、北条義時さんの本音が出ていましたね☺️2,141文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
愛と憎しみのはざまで、私がなしたことは 最終回 「報いの時」
今回は、北条義時さんの奥さんののえさんの心情のお話です🙇♂️ この人の話は、最終回を観るまでなかなか書けませんでした😭3,939文字pixiv小説作品 - 時のかたみに
雪は降りつつ
建保五年三月~建保七年正月。唐船の完成直前から、運命の雪の日までの実朝と泰時の話です。今回諸事情で時間がかかってしまいました。 頼家も実朝も近年再評価が進んでいますが、あの日あの場所で命を落とした事実そのものは動かないわけで、なんともやるせない気持ちになります。 ドラマの実朝と泰時の間に流れるあの絶妙な空気感が大好物なのですが、私の筆力ではいまいち表現しきれないのが残念。初登場のトキューサと初ちゃん(と仲章)は書いていて楽しかったです。安達景盛はドラマにもいましたが、キャラがいまいちわからないので捏造気味です。 ドラマでははっきり描かれませんでしたが、讃岐守辞退の件の後に義時から侍所別当を譲られる泰時、というのはなかなか味わい深いものがあります。執権を継いだのは父の没後ですが、少なくとも侍所別当は父から直接引き継ぐことができたんだなあと思うと…。あと事件後に悲嘆にくれる御家人たちはどうしても入れたくて。頼朝のときでさえ出家した人はそう多くないのに、景盛を含む百人前後が出家したというのは、実朝が御家人たちに慕われ期待を寄せられていた何よりの証拠だと思うのです。 作中に使わせてもらった泰時の和歌は『東撰和歌六帖』より。実際に詠んだ時期は不明ですが、一枝だけ散り残った花という地味なところに目を留めるあたりがなんとも泰時らしくて好きです。 執筆時BGM:https://www.youtube.com/watch?v=XCcdeiXapsE19,501文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
思惑にのせられることなく 第39回 「穏やかな一日」
今回は、北条義時さんと源仲章さんの駆け引き、および対立のお話です🙇♂️ 源仲章さんを演じられている生田斗真さんがおっしゃっていますが、源仲章さんの最期の台詞は要注目だそうです☺️2,061文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
私と真逆の位置にいる息子は、我が生に意味を与える存在となるか 第43回 「資格と死角」
長いタイトルだ😭 前回とほぼ同じ内容のお話を、北条義時さんの視点で見たお話となっております🙇♂️ 次回予告に出たワンシーンに、私はドキドキしてしまいました☺️ さて、どこでしょうか⁉︎ ⬅️ちなみに、源仲章さんとのえさんのツーショットのシーンではありません😓 たぶん、このあと、義時さんと夫婦喧嘩になるかも😭2,898文字pixiv小説作品 - kmkr夢-2
籠の鳥 distant 6
お題箱の方でちらほらと現パロの方の家族関係を聞かれていたりして。 細かく決めてなかったんだよなーどうするかなーと考えた結果。 そうだ、ここを地獄にしよう、と閃いた結果、こうなりました。 一応最後のページに家族構成書いておきます。7,320文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
神仏と一体となった己れの像をつくらせる 第45回 「八幡宮の階段」
今回は、北条義時さんと仏師の運慶さんのお話です🙇♂️ 運慶さんが3回目の登場をしたときから、このお話を書かなければいけないと思っていました🙇♂️ 第45回のお話で、また最終回の伏線が敷かれましたね。4,140文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
ひたすらに修羅の道を突き進む 第44回 「審判の日」
今回は、北条義時さんの視点のお話です🙇♂️ すみません、ドラマの放送終了後に投稿するつもりが、間違えて朝のうちに『投稿する』のボタンをタップしてしまいました🙇♂️ 【追記】 投稿後、大幅に加筆しました🙇♂️ この第44回のお話で、最終回に関する伏線が引かれましたね。4,977文字pixiv小説作品 - 鎌倉殿の13人 に想う
「私がそれを止めてみせる。あなたの思いどおりにはさせない」 第45回 「八幡宮の階段」
なぜ、タイトル名に「」がつくんだ、自分(・_・; 今回は、北条泰時さんの視点のお話です。 次回からは、北条義時さんとのえさんのお子さんである、北条政村さんがついに登場するとのことで、非常に楽しみです☺️ 北条重時さんは出ないんですかね。北条一族の中では、凄く重要な人物なのに😭3,863文字pixiv小説作品 - 宇宙戦艦ヤマト × 鎌倉殿の13人
沖田十三の13人 第44回 「審判の日」
なんだ、これ(・_・; 『めあて』という単語を聞いたときから、小学校ネタが浮かぶ自分🤣 小学校ですでにランク分けされるとは😅 こんな小学6年生、いるわけないだろうが(・_・;891文字pixiv小説作品 - 宇宙戦艦ヤマト × 鎌倉殿の13人
沖田十三の13人 第45回 「八幡宮の階段」②
なんだ、これ(・_・; なつかしの昭和ネタ、第2弾です🙇♂️ 今もご存知の方、どのくらいいらっしゃるのでしょうか⁉︎😭1,396文字pixiv小説作品