概要
1164年生~1205年没
桓武平氏良文流の流れを汲む武蔵国の秩父氏の出身で父は畠山重能。生母は正室であった三浦義明の娘とも側室であった江戸重継の娘とも言われる。
平治の乱で清和源氏が一時没落した後は一族と共に平家に属しており、治承・寿永の乱においては当初は平家方に属して源頼朝に味方した三浦一族を攻撃し外祖父にあたる三浦義明を討った。
その後、頼朝に降伏して平家追討に従事し宇治川の戦いや一ノ谷の戦いに参加している。
鎌倉幕府成立後は有力御家人の一人に数えられたが、実子の重保と北条時政の娘婿である平賀朝雅の対立が一因で時政により謀反人と疑われ、幕府の追討軍と戦った末に自害した。
重忠の死後、足利義純(足利氏2代当主・足利義兼の庶長子)が婿入りし、桓武平氏の流れをくむ平姓畠山氏は清和源氏の流れをくむ源姓畠山氏へと組み替えられた。
エピソード
- 勇猛かつ謹厳実直で後世にて鎌倉武士の理想と謳われた。
- 一ノ谷の戦いでの有名な鵯越の逆落としでは馬を抱えて逆落としに参加したと言われる。
関連作品
蒼き狼シリーズ
- Ⅳでは頼朝配下の人材として登場。戦闘能力に秀でるがその他の能力も低くはないので使い勝手は中々良い。
鎌倉殿の13人
- 演者は中川大志。
英傑大戦
『馬が怪我をしてはいけない。少しばかり担いで行こうか。』
「廻天の五芒星」より坂東武者の所属する蒼勢力の武将として参戦。
レアリティはSR(スタンプキャンペーンの報酬のため通常排出はしない)、二つ名は『坂東武者の鑑』。
スペックは、コスト2.5 武力8/知力6の騎兵で、特技は「昂揚」「先陣」を持つ。「先陣」の効果で試合前半は武力9/知力7の高スペックを誇る。
固有計略『英俊豪傑』は計略の発動時に重忠が味方の陣形効果を受けているかどうかで効果が変動する。
陣形の効果外の場合、武力と移動速度が上がり、槍兵や剣豪に迎撃された時のダメージや速度低下を受けなくなる。騎馬の突撃を重視する場合こちらの効果が適している。
陣形の効果内の場合、武力と知力が上がり、兵力が上限を超えて回復する。重忠に乱戦をさせたい場合はこちらが効果的。
CVは杉田智和。 杉田氏は重忠が暮らした菅谷館のある埼玉県比企郡嵐山町の出身で、郷土の英雄の参戦を心待ちにしていたというエピソードがある。
(ちなみに杉田氏は『埼玉県立嵐山史跡の博物館』の展示物・重忠ロボの声を期間限定で充てた事がある)
『坂東八平氏のひとつ、秩父氏の一族、畠山重忠ここにあり』