カードテキスト
1000年前に飼い主とはぐれてしまった迷犬。
未だにご主人の迎えを待ち続けている。
概要
骨だけになりながらも再会を待ち望み生き永らえているという哀愁を漂わせる獣族の通常モンスター。イラストの構図からすると元ネタはあの有名な銅像か。もはやほとんど面影は残っていないが、首に付けられているタグやその名前から迷犬マロンの成れの果てであることが窺える。
白骨化した結果、どういう訳か戦闘力が激増し、岩石の巨兵に匹敵する守備力とそれを僅かばかり上回る攻撃力を獲得した。守りの固さは魂虎には劣るが、野性解放した場合は一時的とは言えレベル4以下最高クラスの戦闘力を得られる。
ただ、それだけならイグザリオン・ユニバースでいい、となってしまうため、このカードの場合はそれに加えて通常モンスターのサポートカードを活用できる点で差別化すべきだろう。
特にレスキューラビットとは相性が良く、レベル・種族が共通するためサポートカードを共有させやすい上にどちらも奈落の落とし穴にかからないステータスである。
そういった点をうまく活かせるならば、このカードにも活躍の機会はあるかもしれない。
なお、こんな姿でもまだ生きているらしく、その証なのかアンデット族ではなく獣族である。まぁいろんな意味でもっとおかしな事になっている先輩もいるので、あちらに比べればまだ理解できなくもない種族分類である。
その後、ワイトプリンスのイラストではワイトプリンスに連れられて散歩している姿が描かれている。待ち続けた飼い主がワイトになって戻ってきてくれたという事なのか、それともただ単に新しい飼い主に拾われただけなのかは定かではないが、どちらにせよ長きに渡ってご主人様を待ち続けたこの健気なモンスターも、ようやくささやかな平穏を手にしたようである。
関連タグ
ハカドッグ…同じく骨だけの犬