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冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってたの編集履歴

2022-12-01 10:48:30 バージョン

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

ぼうけんしゃになりたいとみやこにでていったむすめがえすらんくになってた

「小説家になろう」発のハートフル異世界ファンタジー作品。赤鬼ベルグリフのお父さんオーラに気づけば虜にされていること必見。

娘は都で元気にやれているだろうか―――?


わたしは早く村に帰って、お父さんに誉めてもらいたいのに……なのにSランクになっちゃったら忙しくなって帰れなくなっちゃったじゃないかぁっ!!


概要

原作は「小説家になろう」にて連載。著者は門司柿家

なろうで席巻している異世界もの悪役令嬢ものじゃない普通のファンタジーもの。

2017年には書籍化が決定。アース・スターノベルより2018年2月15日に第1巻が刊行。

イラストは『まおゆう魔王勇者』などで知られるtoi8が担当。

2018年にはコミカライズ化も決定。アーススターが運営するWEB漫画サイト「コミックアース・スター」にて2018年5月8日から連載開始。pixivコミックニコニコ静画でも遅れて配信中。

作画は漆原玖が担当。


既刊は書籍版が全11巻(完結)、コミカライズ版が5巻。

書籍版第3巻とコミカライズ版第1巻は同時発売された。


2020年1月21日掲載のエピローグを以って、小説家になろうにおける原作が完結。


2022年11月にアーススターより特報としてアニメ化企画の決定が報じられた。


あらすじ

若き日に魔獣に襲われ片足を失った元冒険者・ベルグリフは、故郷へと戻り村民と日々平穏に暮らす中、近くの森で捨てられていた女の子を拾い、自分の娘“アンジェリン”として男手一人で育て上げる。やがて成長した娘は父の背中に憧れて、冒険者になりたいと都のギルドへと旅立っていくのだった。


それから5年後――心のどこかでまだ冒険者としての自分を夢見ている父。一方、娘は冒険者として最高位の「Sランク」になっていた…!?


登場人物

  • ベルグリフ

本作の主人公で、アンジェリンの育ての親。愛称はベル。本編開始時点で42歳。冒険者時代に右足を失っており、義足を用いている。

15歳でトルネラ村を飛び出し冒険者となったが、その2年後に片足を失った事を切っ掛けに冒険者を廃業。故郷へと戻りいち村人としての生活を送る中、25歳の時に山中で捨て子を拾い、アンジェリンと名付けて自分の娘として育てた。

娘が広めた”赤鬼”の二つ名の件をはじめ、自分に関する根も葉もない噂が一人歩きしている事に困惑しているが、冒険者を辞めてからも鍛錬や村近辺の魔獣退治を欠かさず行っており、噂が本当だったと錯覚させるほどの実力を持っている事が、事態をややこしくさせている(そもそもアンジェリンに剣を教え、冒険者の心構えを叩き込んだのが他ならぬ彼である)。

自身が早くに冒険者引退に追い込まれた事もあって、現役冒険者としては最低(駆け出し)のEランク止まりであったが、後年に軒並み高ランクの冒険者となったかつてのパーティの仲間たちから「自分の知る限りベルグリフ以上の冒険者はいない」と口を揃えるほどの厚い信頼を得ている。

冒険者としては珍しい慎重派(頭脳派)であり事前調査と準備を十分にするタイプ。パーティの人間関係を調整できる潤滑油に等しい存在であり、事実上のパーティの頭脳・司令塔として機能していた。村に帰郷して子どもたちや若手に護身・防衛の手段として冒険者の技術と戦い方の手ほどきもしており、それらが成果を挙げている事からも解るとおり、事実上の隠れた名伯楽とも言える。(アンジェの仲間であるアーネとミリィいわく「側で戦って(指示を)貰ってると安心感がハンパない」模様)

彼自身はいたって温厚で、父性の塊ともいうべき人格者であり、その人柄に惹かれる者は数多い。


  • アンジェリン

本作のもう一人の主人公で、ベルグリフの娘。愛称はアンジェ。本編開始時点で17歳。”黒髪の戦乙女”の異名を持つ冒険者。

弱冠16歳にして最高位のSランクまで駆け上がった、押しも押されもせぬ公国きっての有数の実力者だが、その本性は思春期になってもなお甘え癖の抜けないお父さんっ子

元々冒険者になった理由も、元冒険者だった父親に追いつきたいという一心によるものであり、お父さん好きが高じて、現役時代Eランク止まりだったベルグリフに対して”赤鬼”の二つ名をでっち上げ、あたかも凄腕の冒険者であったかのように喧伝するほど(もちろん、本人に悪意は無い)。以降、ベルグリフにまつわる様々な誤解の元凶となっている。

物語当初は久々の帰郷を前にしてウキウキしていたのに、拠点としている都の周辺で原因不明の魔物の増加に見舞われた(あげく多くの冒険者が逃げて町の防衛機構が人材不足に陥った)ために忙殺されて帰れなくなる。本来なら冒険者に拘束義務は無いため、他の冒険者同様に依頼を放棄しても良かったのだが「ここでわたしが逃げたら、困るのは守る手段を持たない街の人たち。その人たちを見捨てたら、お父さんは絶対に誉めてくれない(下手をしたら叱られる)」の思いで踏ん張っていた。(一件が治まった後にアンジェがその思いを漏らした結果ベルグリフの評価も本人が知らない所で、さらに爆上がりする事に)


  • ケリー

すっかり恰幅の良い身体になったトルネラ村の現村長。ベルグリフとは幼馴染の間柄。

村一番の豪農として村民に仕事を提供している一方で、村興しの一環として新興産業にも力を入れている。


  • アネッサ

アンジェリンとパーティを組んでいる射手で、AAAランクの冒険者。愛称はアーネ。孤児院出身。

生真面目な性格で、しばしばアンジェリンやミリアムの抑え役に回っている。


  • ミリアム

アンジェリンとパーティを組んでいる魔法使いで、AAAランクの冒険者。愛称はミリィ。

アネッサとは対照的に奔放的な性格だが、獣人である事にコンプレックスを持っており、それに由来する偏見や差別、憐憫を忌み嫌う。

彼女とアネッサは同じ孤児院で育った幼馴染でもある。


  • ヘルベチカ・ボルドー

トルネラ村をはじめとした近辺を治めるボルドー伯の長女にして現当主。

清濁併せ吞む度量とカリスマ性を持ち、若くして領主に相応しい素質を備えた女傑だが、優れた在野の人材の噂を聞くと強引に手に入れようとする悪癖がある。

妹から話を聞いたのを切っ掛けに、ベルグリフを召し抱えようと自らトルネラ村に出向いた所、彼に異性として好意を抱く事に。


  • サーシャ・ボルドー

ボルドー伯の次女。長身で活発な容姿に違わず武芸に秀でており、AAランクの冒険者でもある。

妹セレンを救われた一件の謝礼を渡すためにベルグリフの元を訪ねるも、ひょんなことから彼を師匠と崇めるようになる。

猪突猛進かつ思い込みの激しい性格で、ベルグリフにまつわる誤解の元凶の片棒を担ぐ。


  • セレン・ボルドー

ボルドー伯の三女。盗賊にさらわれている所をアンジェリンに救われた。

まだ15歳ながらも内政の才の片鱗を見せる一方、一癖も二癖もある姉たちのブレーキ役を担う。


  • アシュクロフト

ボルドー家の家令で、眼鏡を掛けた生真面目な青年。愛称はアッシュ。

ボルドー家に仕える事を誇りとしており、最初はヘルベチカらの信頼を集めるベルグリフたちに対抗意識を燃やしていたが、のちに考えを改めて態度を軟化させた。


  • ダンカン

ベルグリフの噂を聞き付けて腕試しにトルネラにやってきた恰幅の良い斧使いの冒険者。のちにベルグリフの厄介になりつつトルネラを気に入り定住を考えるようになる。


  • グラハム

「パラディン」の二つ名を持つエルフの冒険者。生ける伝説とも称えられる人物。人探しのためトルネラにやって来てベルグリフの元に逗留し友誼を結ぶ事に。また逗留の礼としてベルグリフの剣技も見てくれ、この事でベルグリフの闘法はさらなる伸び代を見せる事となった。


  • マルグリッド

グラハムの探し人。彼の大姪でありエルフ領西の森の王オベロンの娘。つまりエルフの姫君。

グラハムに憧れて「森だけじゃない世界の多くの景色を見たい」と森を出て冒険者(志望)になってしまった絶賛反抗期の少女。

ありがちな自己承認欲求をこじらせ、魔王退治を口実に思いっきりイキがって他人に対してはつっけんどん。しかし故にこそ冒険者として最も必要な「回りと折り合いをつける力」が未熟であり実質的なトラブルメーカーとなっておりグラハムもその部分で苦慮していた。が、ベルグリフの「お父さん力」によって落ち着きや周りを見ることを学び成長する。

のちにアンジェリンとは互いに冒険者として友として切磋琢磨する間柄になっていく。


  • カシム

かつてベルグリフのいた駆け出しパーティにて後衛を務めた魔法使い。パーティでは最年少だった。

のちSクラス冒険者となり「天蓋砕き」の二つ名で呼ばれる。二つ名の方が有名で効率の良い新しい魔術式を作り魔術の効率を上げた大魔導として知られる。

しかし、そこまで力を求めたのは元を質せばベルグリフの足を治す方法を求めたがゆえの事であり、その本来の目的を得られない事から苛立って自らの不甲斐なさに自暴自棄となって外道に墜ち身を持ち崩していた。

のちにアンジェリンと出会い渡世の義理から敵対者として対峙する事になるがアンジェリンがベルグリフの娘と知りアンジェリンの側についた。


  • パーシヴァル

かつてベルグリフのいた駆け出しパーティの前衛で、パーティの切り込み隊長(エース)的存在。愛称はパーシー。またベルグリフを誘ってパーティを結成した言い出しっぺ。卓越したリーダーシップの持ち主で人を引っ張っていく力に長けていた(が、突貫気質でもあるため周囲への配慮には難があり、その部分をベルグリフが補っていた。その事がのちにベルが足を失った悲劇の一因になっている)。

片足を失ったベルグリフが(パーティメンバーに無断で)トルネラへと去ったのちパーティの運営に苦慮し、結局自然解消へと至らしめてしまった。

のちにSランク冒険者となり「覇王剣」の二つ名で呼ばれるようになる。が、その様は駆け出し時代とは異なり人を寄せ付けない殺伐としたものへと変貌している。

自身もベルグリフの足を失わせた事に大きな責任を感じており、その自責から自らを痛め付けるかのような危険な以来を率先して受けている。


  • サティ

かつてベルグリフのいた駆け出しパーティの紅一点エルフの魔術使いでベルグリフと共に中衛を務めていた。結構ざっくばらんな性格をしている。

ベルグリフがトルネラへと去ったのちに、その事を原因としたパーシーやカシムとの衝突が増えて耐えられなくなり自身もパーシーたちに無断で何処かへと去った。

のち、なんらかの組織に狙われ追われている身である事が明らかになった。


関連イラスト

[赤鬼] 貝爾格理夫ボルドー三姉妹


関連動画

アニメ化特報


アニメ化ロング告知


関連リンク

小説家になろう

書籍版刊行ページ

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた | コミック アース・スター

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた | Pixivコミック

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた | ニコニコ静画

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