概要
SF作品の未来都市によく登場する、浮いて走る車。形状は現代の自動車に近いものとなっているが、浮いて走るためにタイヤは無い。
地面から浮上する手段としては、ホバークラフトと同様の空気圧か、リニアモーターカーのような磁力など。オーバーテクノロジーの枠を出ないが反重力などと説明されているものもある。基本的には「地上から少し浮き上がって走る車」であり、あくまで低空の乗り物として描かれる場合が多いが、一部の作品では高高度飛行能力を持つ場合もある。
2010年代後半頃から注目を集めている「空飛ぶクルマ」と言われるものは陸上走行機能が一切無い垂直離着陸機であり、エアカーとは似て非なるものであるが、エアカーやスカイカーの未来イメージを意識してそう呼ばれていることは明らかで、タイトル詐欺的なところがある。
スカイカーと何が違うの?
似たような乗り物にスカイカーというのがあるが、こちらは「空飛ぶ車」と言われるとおり「個人用の飛行可能な乗り物」である。簡単に言うと、
- エアカー・・・浮いて走る陸上交通機関。クルマと同じく平面移動しかできない
- スカイカー・・・マイカー感覚で扱える航空機
である。
ただ、先述の通り一部の作品では高高度を飛べるエアカーも出てくるので若干曖昧なところもある。