データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
タイプ | みず |
威力 | 90(〜第5世代)→100(第6世代) |
命中 | 85(〜第4世代)→90(第5世代〜) |
PP | 10 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 急所に当たりやすい |
英語名 | Crabhammer |
概要
初代から存在する技。
ハサミを相手に叩きつけて攻撃する技。何故か急所に当たりやすい効果がある。
斬っているのではなく、ただぶつけるだけで急所に当たるものなのだろうか…。
初代当初は名前にもある通りクラブ系統のみだったが、その後習得者が増えて、第9世代現在の習得者はキングラー系統・シザリガー系統・ブロスター系統、・マケンカニ・ガケガニ。
見事に甲殻類のポケモンが集まっている。
みずタイプ以外で習得できるのはマケンカニとガケガニのみ。ケケンカニはレベルアップでは習得できず、マケンカニの時点で覚えさせなければならない。立派なハサミを持っているのだが、残念ながらハッサムは覚えない。
と言っても初登場時はみずタイプゆえに特殊技。
特殊(第2世代からは特攻)が僅か50しかないキングラーではまるで活かしきれず、その高すぎる攻撃力はほぼ腐っていた。
しかし侮ることなかれ、初代では急所率やキングラー自身の素早さのおかげでほぼ確定(255/256)で急所に当てることが可能であり、全能力に振れる当時の努力値仕様の関係で現在のクラブハンマーよりも高い威力が発揮可能だった。そのくらいにダメージ2倍効果は強烈なのである。
第3世代登場のシザリガーは特攻もそれなりにあった為使いこなせない程ではなかったものの、威力・命中率共になみのりに負けており、安定性も(特殊扱いだったとは言え)たきのぼりの方が優れていた。
第4世代でようやく技による分類設定が行われ、キングラーも高い攻撃力を活かせるようになった。
その後、第5世代では命中が上昇、第6世代では威力が上昇し現在に至る。何気に三世代連続で仕様が変更されている技である。
第8世代までは水物理で唯一の威力100越え技であった為、他の水物理ポケモンが羨望のまなざしで見ていたとか何とか。
その威力から、キングラー(通常特性)・シザリガーについてはメインウェポンとしてたきのぼりやアクアブレイクに優先して採用されることが多い。
但し10%の外しに要注意。
第7世代では名前通り、モーションがクラブのハサミでぶん殴るというものに変更された。これは他のポケモンで使用しても変わらない。
第9世代ではLEGENDSアルセウスから出ていたウェーブタックルの威力が120に引き上げられ、水物理最高火力を更新された。両方の技を覚えるポケモンはいないため気にする必要はないが、仮にいたとしてもあちらは反動技なので十分差別化は可能と思われる。