概要
CV:間島淳司
迷宮都市オラリオに存在する零細探索系ファミリア【タケミカヅチ・ファミリア】の主神。
弥生時代風の衣装(『神会(デナトゥス)』では袴)を身に纏っている男神。オラリオでファミリアを構えたのはごく近年からのことで、それまでは極東で自らが庇護した子供たちと共に暮らしていた。下界に降りた神としても新参のため、周囲(主にヘルメス)からはよくからかわれている。
貧乏ファミリアの主神の為、神友のヘスティア同様バイトで生計の手助けをしている。ヘスティアからは「タケ」と呼ばれており、彼女に土下座を教えた張本人。ヘスティアとは、下界に来る以前からの付き合いらしい。
ちなみにヘスティアとは別の店でジャガ丸くんを作っており、彼女の方が売り上げがいいため、対抗意識を抱いてるらしい。
【ヘスティア・ファミリア】が迷宮(ダンジョン)を長時間潜るときは、留守を担当している(本人は風呂も楽しめるから、たいしたことは無いと語っている)。
神友は、ヘスティア以外ではミアハ、ヘファイストスとも親しい仲。
ファミリアの主要構成員は、彼が庇護していた「子」が成長して眷族となったカシマ・桜花、ヤマト・命、ヒタチ・千草ら(命は後に【ヘスティア・ファミリア】に移籍)。
命たちの世話は他の神々と共にみており、このうちの一人はツクヨミという女神。
自らが育てた子の一人である命に異性として愛情を向けられているが、タケミカヅチ自身がその辺に鈍い朴念仁であることや、タケミカヅチ的には命のことは「一人の異性」ではなく「育てた娘」として見ている感が強いため、「にぶちん男と片思い娘」のラブコメめいた騒ぎになることもしばしば。
しかもタケミカヅチ自身イケメンのため、神を始め異性にやたらもてるのでそれを加速させている。それによって他の男神達からやっかみや嫉妬を向けられているため、『神会』の任命式で容赦なくイタイ二つ名を付けられる。
サンジョウノ・春姫とも面識があり、幼い頃は窮屈な思いをしていた彼女を憂いて、命たちに屋敷から連れ出して一緒に遊ばせるよう指示していたという(この後、春姫の家の者には土下座したという)。
なお、元来ダンまち世界においては正真正銘の武神であるため、剣術・槍術・弓術などは言うに及ばず無手の体術や忍術にいたるまで、ありとあらゆる武芸・戦技を極めており、ヒトの世で暮らすにあたって神通力に制限がかけられ、フィジカル面もただの一般人レベルにまで低下させられている(ダンまち世界の神々全員の約束事であり、破れば神界に即時強制送還される)身で、「身体能力や体力の差によって自身の方が疲労が激しい」というハンデを持ちながらも、幾度も迷宮に潜って死線を越え、度重なるステイタス更新やレベルアップにより超人的なレベルまで肉体が鍛えられた冒険者を、純粋な戦技の模擬戦で子ども扱いできるほどの実力を持っている。
そして、18巻で『派閥大戦』開戦前にヘスティアからどこまで戦えるか尋ねられると、「第二級冒険者までなら20人、第一級冒険者なら1人は投げられる」と答えたことで、男神達に「もうお前、前線行って戦ってこいよ」とツッコまれた。
同じ戦いの神でも、軍神であるアレスは武力はさっぱりだったりするので、神でも差があるのかもしれない。