デリエリ(七つの大罪)
でりえり
概要
年齢 | 377歳(封印前) |
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身長 | 162cm |
体重 | 62㎏ |
血液型 | O型 |
誕生日 | 10月30日 |
出身地 | 魔界 |
CV | 高垣彩陽 |
闘級:50500(魔力:0/武力:48000/気力:2500)
⇒52000(魔力:1500/武力:48000/気力:2500)
魔神王直属精鋭部隊<十戒>の一人。
聖戦に敗れた後、長らく封印されていたが、フラウドリンの暗躍によって復活した。
容姿はオレンジ色の髪で、ネコ目が特徴的な女性。
黒い紋様を体に纏わせた露出度の高い格好をしている。
「ケツから言って~」と詳細を除いて結論だけを言う話し方をする。
彼女の言いたい事は、相方のモンスピートが専ら通訳している。
魔力
「連撃星(コンボスター)」
超攻撃特化型の魔力。
デリエリの繰り出す連続攻撃(コンビネーション)が途切れずに命中する限り、一撃毎に20万ポンド(90.718474トン)の重さ(ボーナス)が上乗せされていく。
戒禁「純潔」
魔神王に与えられた能力。 現段階で効果は不明。
劇中の動向
三千年前の聖戦真っ只中、四大天使リュドシエルの策略で、数万以上の魔神族の同胞達が誘拐された。その中にはデリエリの実姉も含まれており、他の十戒達と多数の配下と共に救出しに行った。
救出作戦の最中に、女神族の少女エリザベスと遭遇。
エリザベスの必死の交渉の末、『同胞を救い出す』と約束され、一先ず協力し合う流れとなりつつあった。
しかし、その直後のリュドシエルの企みにより事態は一変。
エリザベスの行動を無下にする形で、リュドシエルは見せしめのようにデリエリ達の目の前で、捕えられていた同胞達を一瞬で殺してしまった(エリザベスは本心から魔神族の捕虜達を救うつもりだったが、リュドシエルの策略に巻き込まれ、虐殺の片棒を担がされる事になった)。
四大天使との戦いの最中、左腕と心臓を6つ消失。この戦い以降は左腕を闇で隠すようになり、「ケツから言って~」という現在の話し方にした模様。
以上の背景から、他の十戒以上に、デリエリは女神族への強い憤りと憎しみを抱いている。
三千年後、フラウドリンの手で他の十戒と共に復活する。
復活後はモンスピートと行動。魔力回復も兼ねて黒の歓楽街ベルフォードをはじめ大小九つの町と村の人間達の魂を喰らっていた。
それから、バイゼル大喧嘩祭で苦戦していたドロールとグロキシニアの援護のために他の九名と共に姿を現し、メリオダスに圧勝。メリオダスを討伐してから一カ月の間、ブリタニアを侵攻していく。
リオネス城攻防戦で、デンゼルに憑依した女神族のネロバスタと遭遇する。かつて、姉や同胞を無残に殺された事への憎しみからネロバスタを圧倒し、容赦なく殺した。
その後、現在軸のエリザベス達と邂逅して攻撃を仕掛けようとした際に、復活したメリオダスと遭遇。戦闘の際に、パワーアップした彼の「全反撃」を受けてしまい、モンスピートと共に「全反撃」で吹き飛ばされてしまう。
第235話で生存している事が判明する。
吹き飛ばされた先の村で助けられたようで、村にあるアバラ屋でモンスピートと一緒に人間の女性の援助を受けつつ、二人暮らしをしている。メリオダスが自分達を殺さなかった事を疑問に感じており、それによりゼルドリスからの招集命令にも応答しなかった。
デリエリの心境の変化は、第二次聖戦が始まってから明確になった。
【十戒】を続ける事に自信がなくなり、モンスピートに【戒禁】をゼルドリスに戻しに行くと意思を明かした。その矢先、【戒禁】を回収にしきたエスタロッサの襲撃を受ける。
魔力の相性から不利なデリエリの代わりに、モンスピートはエスタロッサと激しい攻防を繰り広げる。一瞬の隙を突かれ、エスタロッサに裸絞されて絞め殺されそうになったが、魔力により形勢が逆転。エスタロッサを行動不能にさせた。
デリエリがそれに安心して、二人に近づいた事で悲劇が起きてしまう。
エスタロッサは完全に意識を失っておらず、デリエリの首を掴んで闇を纏わせた手刀で攻撃を仕掛けようとした。モンスピートは咄嗟に魔力を使用して、デリエリの代わりにエスタロッサの凶刃により、胸を貫かれてしまい、最後に残っていた心臓を潰されてしまう。
己の最期を悟ったモンスピートにより、デリエリは空の彼方へ弾き飛ばされてしまう。
モンスピートを失ってしまった喪失感に苛まれる中、デリエリはエリザベスの魔力を感知して彼女がいる戦場へ降り立ち…最期を迎える。だがマエルによって「転生の誘い」をかけられた為、何れどこかで記憶を引き継いだ状態で生まれ変わるよう。
そして続編『黙示録の四騎士』では…?
エリザベスとの因縁
「お前がなんでここにいる?」
三千年前の四大天使との戦いの際に、デリエリはモンスピートと共に覚悟を決めて禁忌の術を用いて、インデュラと化した。
魔物へと変貌していくデリエリは、必死に交渉をしようとした女神族のエリザベスの手により元の姿へ戻った経緯がある。
現在軸のエリザベスと邂逅した際に、デリエリが彼女に上記の台詞を発したのは、女神族の少女と瓜二つであったため。なお、デリエリのこの発言が後にエリザベス自身の秘められた過去を解き明かすきっかけの一つとなる。
それから二人が再会したのは、第二次聖戦の中心となる戦場だった。
「あいつは… 無茶な戦い方ばっかする私の背中を いつも黙って護り続けてくれたんだ」
「なのに私は あいつに何一つ… 何もしてやれなかった……」
自らの不注意で長年の相方を犠牲にしてしまった事、モンスピートが陰ながら護り続けてくれた事に対して自分は何もしてやれなかった事への後悔を募らせるデリエリに対し、エリザベスは自分も同じであると答えた。メリオダスの気持ちに報いるためにも、自分にできる精一杯の事をするという意思を伝えた上で、エリザベスはこう助言した。
「彼(モンスピート)が あなたをどう思っていたかは わからないわ」
「…けど大切なのは あなたが彼をどう想うかでしょう?」
彼女のその言葉にデリエリは心を動かされ、のちにある決心をする事となる。