概要
魔神族で同じく十戒同士であるモンスピートとデリエリのカップリング。
この二人の親密度は他の十戒に比べて非常に高い。
特に、作中でのモンスピートの行動からは、彼がデリエリをとても大切に思っている描写が多い。
例を挙げると…
・普段から、口数の少ないデリエリの言葉を分かりやすく翻訳している。
・眠るデリエリの為に、自らの膝枕を貸している。
・ガランの攻撃の余波やメリオダスの反撃等から、マントでデリエリを守ろうとする。
・デンゼルに憑依したネロバスタの攻撃により短くなったデリエリの髪を整えたり、民家にあった可愛らしい服を着せようと勧めている。
・ネロバスタの攻撃を食らったり、復活したメリオダスに吹き飛ばされたデリエリに対し、名前を叫んで彼女の元へ駆け出そうとする。
以上の描写から、モンスピートのデリエリに対する深い愛情がよく分かる。
秘めた思い
「姉貴はもうアンタと話せないんだ……怒られちまうだろ」
デリエリは本来、自分の気持ちを素直に口にするよく喋るタイプだった。
しかし、女神族の策略で殺された実の姉がモンスピートに思いを寄せていたため、亡き姉への配慮から「ケツからいって~」と現在の話し方となった。
「「沈黙」から解放されれば…ずっと心に隠し続けた言葉を…お前に伝えることができる」
一方、モンスピートは課せられた戒禁の影響でデリエリへの好意を伝える事ができずにいた。
原作260話で、デリエリがゼルドリスに戒禁を返上しようという意思を明かし、エスタロッサの襲来で窮地に陥った時に、上記の本音をデリエリに語っている。
しかし、戦闘の末にエスタロッサに殺されそうになったデリエリを救うため、魔力を用いて彼女の身代わりに残っていた最後の心臓を潰されてしまう。
「もう…お前を守ることも傍にいてやることもできない」「だから言わないよ」
モンスピートは最後の力を振り絞ってデリエリを逃がし、全身から獄炎を放出させ、エスタロッサを道連れにする形で自爆した。
最終的に、モンスピートは秘めた思いをデリエリに伝える事無く命を落としてしまったが、後にある形でデリエリは彼の愛情を知る事となる。