概要
CV:大塚芳忠(1983年版) / 岡野浩介(OVA「最強の敵! オランダユース」) / 石川英郎(1994年版) / 荻原秀樹(2001年版) / 小林裕介(2018年版)
所属 | 東一中 - 立浪高校 - ガンバ大阪 |
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ポジションはサイドバックで、背番号は主に7。大阪出身だが中西と違って標準語で喋る……のだが、原作初場時は関西弁だった。アニメ作品ではそのまま関西弁で通していることも多い。
一旦マークについた相手にはヘビのようなしつこさで徹底的に食らいつき、反則も厭わないことから“エース殺し”と呼ばれる。そのプレイスタイルから、本作では稀な累積退場処分を受けた一人。
翼同様、当初はドライブシュートの開発を考えたが、自分たちの年齢では縦回転のシュートはまだ無理と判断、横回転に磨きをかけ、キーパー手前で急激に曲がる“カミソリシュート”を完成させる。
また、相手の死角を突く“カミソリタックル”も武器。
中学生編
大阪大会を無失点で勝ち進み、決勝で中西率いる強豪難波中学と対戦。難波のCFWを削り倒した上でカミソリシュートで中西から決勝点を奪い、全国大会初出場を果たす。
全国大会では初戦で優勝候補筆頭の南葛と対戦。
試合開始前から南葛メンバーに対し啖呵を切って挑発し、審判から「これ以上ムダ口を叩くと退場させる」と注意されている。
カミソリタックルで翼からボールを奪い、素早いカウンターアタックからのカミソリシュートで先制点を挙げる。
その後も翼を執拗にマークし、南葛の攻撃をことごとく防ぎ続けた。なんとオーバーヘッドキックもジャンピングボレーで迎撃している。
試合終了間際に同じDFの高杉のジャンピングヘッドで同点に追いつかれると、今度は逆方向に曲がるカミソリシュートで勝ち越し点を狙うが、軸足の角度の違いに気づいた翼が咄嗟に出した指示により、森崎にキャッチされてしまう。
競り合いで再発した翼の足の古傷を試合中は大いに利用したが、敗戦後は怪我を気遣い、自らが断念したドライブシュートの完成にエールを送った。
なお、この試合で翼はわざと相手選手に突っ込んでいき、ぶつかる寸前でかわすことで早田と激突させてマークを外すという、早田以上に危険なプレーをしでかしている。
……小野田? 誰ですか?
ジュニアユース編
全日本Jr.のDFに選出され、サイドバックのレギュラーに定着。
東邦学園高等部との練習試合では、カミソリシュートを応用した“カミソリパス”で日向の得点をアシストしている。
その一方で本家カミソリシュートはブレーメン戦で得点を挙げているものの、このあたりから腕の立つGKには通用しないかませシュートの一角に落ち込む。
敗戦の続くヨーロッパ遠征にて、イタリアJr.から練習試合をボイコットされた際には「これ以上日本の恥を晒さずに済んだからむしろ良かった」と吐き捨て、チームメイトから顰蹙を買う。
フランスJr.との試合ではナポレオンのマークを任されるが、血の気が多い二人が競り合った結果、まず乱闘騒ぎを起こしイエローカードを一枚、そしてその後クロスプレイでナポレオンを殴ったとして二枚目のイエローカードを出され退場処分を下される。
クロスプレイでの反則はわざとではなかったのだが、審判の判定に対し抗議に出た翼にもイエローカードが出されたため、退場処分を受け入れてピッチを去る。
控え室で自責の念に涙しながら、苦戦する全日本の勝利を神に祈った。
実際のルールでは次の試合も出場停止になるのだが、決勝の西ドイツ戦にも普通に出場している。アニメ第三作目では現実のルールに則って代わりに井沢が起用された。ミューラーにカミソリシュートを防がれる場面もそのまま井沢のバナナシュートに置き換えられ、決まらない分には正直どっちでもいいことを示唆されてしまった。
ワールドユース編以降
ユース代表にも選出されるが、殴り込みをかけてきたリアルジャパン7に敗北。
新たに監督に就任した賀茂から「そんなただカーブをかけただけのシュートが今さら世界に通用すると思ってるのか!」と一喝され、新田や次藤らと共に合宿所を離脱し、個人練習に励む。
合宿所に帰ってきてのリターンマッチで「ワンパターンと言われようが俺にはこのカミソリサッカーしかないんじゃ!」と、“ピンポイントカミソリセンタリング”をはじめとした、以前より一段と鋭さを増したカミソリサッカーを披露した。
しかしその後はあまり見せ場に恵まれず。変化球キッカーとしての立ち位置は“グリーンカットパス”や更にカーブのかかる“ブーメランシュート”を身につけた岬に、徹底したマーク役としての出番もスウェーデンユース戦で赤井に奪われてしまった。
「俺のカミソリシュートより鋭かったぜ」とか言ってる場合じゃない!!
特に後者に関しては、そもそも赤井は松山の代役としての起用で、早田は最初からアテにされてないばかりか、負傷した赤井の代わりとして賀茂が指名したのも井沢だった。
通用しないカミソリシュートだけが平常運転。
その後のシリーズでもレギュラーこそ外れていないものの、ドイツ戦でカミソリタックルを決めたかと思えばこぼれたボールがシュナイダーの足元に転がってゴールを献上したり、ソーシャルゲーム「たたかえドリームチーム」ではよりによって松山のフェイントタックル(一本目のタックルをかわされると同時に反転して二発目のタックルを叩き込むアレ)を二枚刃カミソリタックルとしてパクるなど、危なっかしいことばかりしている。
テクモ版
所属 | 立浪高校(II) - 南武大フースバル(IV) |
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主にカミソリパスを武器に活躍する。
他の必殺パスは、Ⅲまでは翼のドライブパスとメッツァの“トップスピンパス”しかなく、Ⅳでもフライハイトが晴天時に使える“レインボウパス”が加わる程度。
Ⅴでは日向のタイガーパスやファケッティの“ピンポイントパス”、アルシオンの“バックスピンパス”が追加されるが、今度はメッツァとフライハイトがいなくなってしまう。
そのためシリーズ通して希少な必殺パス持ちとして重宝され、プレイヤーによっては彼を起点にゲームメイクを行うほど。何人に囲まれようとカミソリパス一本で切り抜けられるなど、原作の扱いからは考えられない異常な使い勝手の良さを誇る。
もちろんカミソリタックルも完備。パスカットやブロックの技を持たない分、守備能力はタックルに特化している。
Ⅱではなぜか控え組(佐野・タケシ・反町)と経験値を共有するために、レギュラーの中では石崎に次いでレベルが上がりにくい。PKを早田に蹴らせて経験値を稼がせるのも手。(石崎は顔面ブロックの成否に能力値が関係しないため、レベルが低くても割とどうにでもなる)
Ⅳでは立浪高校でチームメイトだった中西を見捨て、プレイヤーが操作するチームの一つである南武大フースバルに所属。石崎や森崎ら元南葛メンバーに混じってちゃっかり大学V2を達成する。ルート次第ではプレイヤーキャラにいち早く目をつけるカミソリアイも発揮している。
Ⅴではテクモ版における翼の必殺シュートであるサイクロンの最終進化形、ブーストサイクロンの発動に必殺パスによるアシストが求められるようになったため、さらにカミソリパスの重要度が増す。一応日向も今作から必殺パスを使える(というか習得イベントでもタイガーパスを起点にしている)が、ファイナルタイガーに大きくガッツを割かれることを考えると、早田にアシストさせた方が負担が少なくて済む。
早田本人も隠し技“二枚刃カミソリ”(逆方向に曲がるカミソリシュート)を会得。使うためにはまず普通のカミソリシュートを打つという仕込みが毎回要るが、相手GKのバランスを崩す特殊効果があり、さらにエリア内で放つと効果が倍増するため非常に強力。
……こいつのポジション、どこだっけ?