概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する変身アイテム。
ゲームマスターのギロリが仮面ライダーグレア、ゲームプロデューサーのニラムが仮面ライダーゲイザー、2人目のゲームマスターのチラミが仮面ライダーグレア2に変身する際にヴィジョンドライバーに認証させる形で使用する、SDカード型特殊記憶デバイス。
機能
手のひらサイズの超小型・超薄型の記憶デバイスでありながら、3ゼタバイトの大容量と0.03秒もの超高速情報伝達機能を兼ね備える。
それなりにサイズがある小型バックルや形状がまちまちな大型バックルと比べると非常に簡素かつ小型であるが、引き出せる性能は遥かに上回っていると言えるだろう。
最初はドライバーのベルト右側に備わるカードホルダー、プロビデンスカードホルダーにセットされている。
指紋認証により待機状態に移行したヴィジョンドライバーにカードリーダーの要領で認識させ変身した後、プロビデンスカードホルダーに戻して保持しておける。必殺技発動時には再びドライバーにリードする。
余談
- こちらが「プロビデンス」となっているのに対しベルトの方は「ヴィジョン」となっており、転写が少々不自然。
- 「Providence(プロビデンス)」という単語は、キリスト教における、『すべては神の配慮によって起こっている』という概念を意味し、日本語では『摂理』や『神意』と訳されることが多い。まさに「ゲームマスター」というデザイアグランプリのトップに君臨するグレアにとってはうってつけの意味だといえる。
- 非常に薄型でありながらヴィジョンドライバーのカスタマイズデータを保存するための3ゼタバイトもの記憶容量と約0.03秒という超高速データ転送速度を誇る。
- 「ゼタバイト」とは普段生活する上で我々にはあまり聞き馴染みのない単位だが、簡単に書くと1ゼタバイト=10億テラバイト。仮面ライダー的に書くならご存知ファイズドライバーが単体で合計18テラバイト(厳密には10TBと8TBで分けられている)、現代編のイクサナックルが20テラバイトと言えば分かりやすいだろうか(放送した年代などを踏まえればどちらも大概な大容量だが)。前作のバイスタンプと比べても3倍の容量を誇る。
- 現実世界と比較すると、例えば2022年時点での最新モデルであるiPhone14ProMaxのストレージ容量が最大1TBなので、プロビデンスカードはこの最新鋭の携帯端末30億台分に相当する事になる。
- また、2020年時点におけるインターネットの総情報量は59ゼタバイトと言われており、このカードデバイスが20枚あればインターネット上にある全ての情報を保存できる計算になる。つくづく規格外の記憶容量である。
関連タグ
レイズライザーカード:形状が酷似しているが、互換性等は現時点では不明。
プロヴィデンスガンダム:表記は違えどプロビデンス繋がり。