永沢
ながさわ
概要
6月27日生まれ。B型。A型の藤木とは相性が悪いとまる子に言われたことがある。好きな食べ物はカツ丼とサンドイッチ。
ずうとるびやビートたけしなどのお笑い芸人のファン。腹話術が出来る。
自他ともに認めるタマネギのような形の頭が特徴。
暗くて嫌味でズル賢い性格(ただし卑怯ではないと自己評価)であるが
スーパーの醤油の購入制限で揉めた母が原因で恥ずかしそうな態度をしたり、他人の図々しい言動(主に食に執着する小杉)を躊躇せず批判するなど、嫌みでずる賢いキャラに有りがちな図々しい面を見せることは少ない…ものの、自宅の火事の後にクラスメートに送った年賀状のくじ番号をメモしており当たっていたまる子に年賀状の返還を求めている。(まる子に突っぱねられ退きかけたものの藤木の猛説得で年賀状の返還に成功。)
藤木といつも一緒に行動しているが、何かというと藤木のする行いに対して「君は本当に卑怯だね」などと彼のことをバカにしたり、自分たちの関係は友達ではないと言ったりすることもあるヒネクレ者。迷惑をかけてしまう山田にも困惑しているが卑怯呼ばわりはしない。
あまり感情豊かではなく、何かと物事を邪推したりわざと間の悪いことを言う傾向があるが、言い方がキツいだけで中身は至極真っ当な発言もあれば、褒められて照れるなど子どもらしい一面を見せることもあり、両親を想う気持ちも有るようでマツタケを食べさせてあげたいと食べ物クイズ大会の優勝品のマツタケを狙って参加したこともあり弟は自分みたいな性格に育たないのを望んでいたりもする。
藤木のことも普段は見下したような物言いをするが、二人の友情を感じさせる話も多い。(2022年4月17日に放送された藤木の誕生日の巻の回では明確に友達扱いしていた。)
藤木がペアルックを羨ましがって笹山とペアルックをと思っていたら、永沢が自分と藤木のペアルックを考えているのではと勘違いして照れたこともある。花輪クンに急所を蹴られた際には少し喜んでいる様子だった。
作品初期はまる子たちから「永沢君」と君付けで呼ばれていたが、性格の悪さが露呈しだしたアニメ2期以降から「永沢」と呼ばれるようになった。ただし原作漫画のエピソードをリメイクした際には「永沢君」と呼ばれることもある。また、アニメ初期は花輪クンくらいの背丈で描かれたことがある。
火事のエピソード
過去に火事で家を失ったトラウマを持っており、それ以来火の話をすると暗くなったりパニックになったりする。
笑みを見せたときには殿様キングスの『なみだの操』の物まね(殿様キングスの『なみだの操』の物まねの天才と友蔵に評されたまる子を上回る)をしたり、新築パーティを誘ったりしていた。新築パーティを境に藤木との友情は多く描かれるようになる。
また、同級生から新築祝いをもらわれるが、花輪家からは西洋の鎧をいただいた。「ちょうどこういうのがほしかった」「燃えなくてすむ」と母子でコメントされる。もちろん目は白目だけである。火事の怖さを身をもって知っているため、避難訓練のときは誰よりも真剣。
捨てられたタバコの火も目ざとく発見しては悪態をつきながら消火し(第2期463話Aパート「マッチ一本火事のもと」の巻参照)、理科実験中の事故で小火が起きたとき、非常ベルを鳴らして学校中を混乱させたことがある。
このような行動の一方で、小杉の家でボヤが発生し、火事になりかけたときには「燃えているのが自分の家でなければ案外冷静でいられる」という発言をしていた。
また、自分は火事にあったからという理由で、花輪クンに特別扱いされようとたくらんだこともあったが、ニヤリと笑ったところを野口に発見され、クラスでも平等な扱いを受けている。
忘年会の時に杉山君から「おまえ家が火事になったからって調子にのるなよ」と怒られたこともある。
リメイク版「理科の実験は大さわぎ」の「爆発して火事になったら永沢はパニックになっちゃうね。」という予告がネット上で話題になった。
その他のエピソード
将来は「たまねぎおじさんの店」という喫茶店を経営したいと語ったり、ラジオにハガキを投稿する際のラジオネームを「キンタマネギ男」にしたりと自身のタマネギ頭についてはネタにしている様子である。
通学時の学生帽のサイズが異常に小さく、特に作品初期の作画は被っているというよりもタマネギ頭の先にチョコンと乗せているようであった。
スピンオフ作品『永沢君』
中学生になった彼を主人公にしたスピンオフ作品が存在。「ビッグコミックスピリッツ」で連載された完全に大人向けのギャグマンガで、本編の『ちびまる子ちゃん』を知らない人でも楽しめる内容となっている。
永沢君スペシャルでは、彼が両親から愛されなかった事、太郎の命名の理由などが明かされている。
ちびまる子ちゃん時代よりも性格が悪化しており、連載終盤では藤木や小杉に愛想を尽かされていた。(それでも学校が別になっても友達と気遣われたものの本心を察して悪態を吐く始末…)
藤木がテストで1点(後に3点)だったことを馬鹿にしたが、第一志望校に受からなかった為、後で巻き返された様子。
憧れのハガキ職人の「キジフ・ゲルーシ」の正体に気付かず知った際には大層悔しがり、「H・J」なる人物(城ヶ崎姫子)からチョコを靴箱に入れられたが、永沢は「H・J」を、ヒデじいだと思ってしまったなど受験に受からなかったのも頷ける描写も少なくない。
城ヶ崎さんからは(変態的な)好意を寄せられているものの、それに全く気付いていないどころか「もう少し美人がいいんだ」とまで言っている。逆に地味目な顔ではあるが趣味が合うと思ったお笑い好きの野口が気になっていることから永沢本人は顔より性格や価値観の一致を求めているふしがある。