曖昧さ回避
- 長谷川裕一の漫画『マップス』に登場する人物については「ザザーン・クロマミス」を参照。
データ
別名: | ヘドロ怪獣 |
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身長: | 50メートル |
体重: | 1万2,000トン |
出身地: | 東京湾 |
第1話「怪獣総進撃」に登場
概要
東京湾に出現した怪獣で、全身は海藻に包まれ、その下は猛毒のヘドロが詰まっている。口からは風速50mの高濃度の炭酸ガスを撒き散らし、足からヘドロを滴らせ、あらゆる生物を殺傷できる(具体的には象を10秒で殺せるらしい。設定では)。また、ミサイルを弾き返すほど頑丈な皮膚(設定では)を持ち、頭は特に火薬の類に強いらしい。そのパワーは戦艦をも水中に引きずり込んでしまうほどのものらしい(設定では)。また海底では30キロ先または1万メートル先の視界を確保、おまけに泳ぐスピードは69キロあるらしい。(以上の設定は「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
…しかし、明らかに水の抵抗が強そうな外見のせいでそうは見えない。また、乾燥が弱点であるらしく、そのせいで地上戦は不利と思われる。…なんのために浮上してきたんだコイツ…。水中戦だったらまた違う強さを見せつけたのだろうか?
ちなみに好物はヘドロ。
突如東京湾にタッコングと共に現れ、街を破壊しながら激しく格闘戦を行った。途中出動してきたMATのミサイル攻撃をうけながらもタッコングと戦い、最終的には体当たりを受けて死亡する。
酩酊!怪獣酒場
第34話で来店。常連客のようだが、歩くたびに猛毒のヘドロが床一面に広がる事を申し訳なく思っている。
しかし、怪獣酒場は種族の坩堝である為、「そういう特性を持った種族なのだ」と酒場の面々からは受け入れられている。
第58話ではゆきを元気付けるために海の幸を体に引っ付けてクリスマスツリーに扮したが(ゼットンは舟盛り用の船とトマトでトナカイに扮した)、スベってしまう。その後、不幸体質のジャミラが入店した事で停電をはじめとするアクシデントが重なった結果、ホタルイカが全身に張り付き、イルミネーションのような状態になった。
余談
ザザーンを倒したタッコングは、体型的に手が使えず、体当たりと噛みつきしか出来無いような格闘戦には全く向いてない怪獣であり、対してザザーンは二足歩行で格闘戦に於いては圧倒的に有利だったにもかかわらず体当たりで倒されてしまった。
…MATだけでも倒せたかもしれない。
その残念っぷりは『怪獣音頭』においてもネタにされており、「なんにもできない おひとよし」「いつもないてる よわいやつ」などと言われている。
いくら何でもあんまりである。
本編放映の少し後に公開されたある映画にやはりヘドロ怪獣が登場したのだが、そちらは(その当時での)史上最強の呼び声も高かっただけに、余計ザザーンのヘタレ振りが際立ってしまうのは否めない。
第1話で共演したタッコングとアーストロンが高い知名度および人気を誇る一方で、ザザーンに関しては残念ながらこちらの2体に比べると人気があるとは言い辛く、上記のようにネタ扱いされることの方が多い。
2019年の『ウルトラマンタイガ』第22話には『帰マン』第1話に登場した3体の怪獣の内、タッコングとそれに加えてアーストロンがその強化版とも言うべきギーストロンとして再登場を果たしたのだが、ザザーンのみスルーされてしまった。
ただ、両者とも『帰マン』時代の同族および原種とは別物レベルでパワーアップしていたため、仮にザザーンも出てどちらかと戦ったとしても(こっちも何のテコ入れがなかったのなら)結局は瞬殺されていたかもしれないが。
デザイン段階ではヘドラという名称だった。
どのようにして誕生したかについては諸説あるが、特性や出身地から公害が関係している事はほぼ確定のようである。いわゆる環境汚染による突然変異だったのだろうか?
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帰ってきたウルトラマン タッコング アーストロン きくち英一