FMG-9
えふえむじーないん
概要
AR-10を開発したユージン・ストーナーが所属した事で有名なアレス社の銃器設計家のフランシス・ワリンが70年代に設計したARES FMGが元になっている。
ロシアでも同銃を元にしたPP-90(ПП-90)が90年代に開発されており、それらを銃器用アクセサリーメーカーのMAGPULが改良し、要人警護向けをコンセプトにPOCとして開発された。
折りたたむことでキャリングハンドルを含めて小道具箱に偽装することができ、キャリングハンドルを外せば大き目のズボンの尻ポケットに入る程度に小型である。
ゲームやエアソフトガンでフルオートで撃てることが有名になりすぎてしまったためにグロック18Cが組み込まれていると勘違いされがちだが、実銃の中身は普通のグロック17であり、短機関銃として用いる場合にはグロック18の純正スライドに対応するためにフレームを改造するか、セミオートフレームに対応した18相当のカスタムスライドを使用する必要がある。
マガジンはスタンダードサイズのグロックのものを使用できるため、弾数は32+1発や17+1発等、好みのものを使用して装弾数を変えることが出来る。
通常のマガジンベースより厚くなる+2等の大型マガジンベースを付けたロングマガジンや、引き抜きやすくするためのウィング上パーツの付いたマガジンベース用いたマガジンを使用した場合は折りたたむ事はできない。
試作はされたが製品化はされず、長らく一発ネタであったが2021年1月16日にマグプルがリメイク品のFDP-9とFDC-9を発表した。今回はZEVテクノロジー社と共同開発であり、販売は2022年予定。
ただし、ピストルモデルのFDP-9はスタビライザーブレースを使用したARやSMGが基のピストルの類に規制が行われることが決定したため、今後の扱いが不明瞭となった。
基本データ
全長 | 270/490mm |
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重量 | 2090g |
口径 | 9mm |
装弾数 | 17/19/33+1発 |
登場作品
- CoD:MW3
- サイドアームのマシンピストルに属する武器として登場。シングル運用はそこまで強くはないが、二挺持ちのデュアルにすると非常に凶悪な性能になり、FMGアキンボとして悪名高くCoDプレイヤーの脳裏に刻まれた。また、デュアル時の展開モーションがカッコよかった為か、後の作品でこの銃を意識したスイッチブレードX9という武器が登場した。
- バトルフィールドハードライン
- メカニックのシンジケート任務をクリアすることで使用可能になる。入手に時間がかかり、性能が突出しているわけではないが扱いやすい。また、今作でも展開モーションが存在する。
- レインボーシックスシージ
- SASのスモーク、Jaeger Corpsのヌックのメインアームとして使用可能。標準的な威力と安定した反動でバレルを付けなくても比較的容易に反動制御が可能。なぜ、特殊部隊がこのような銃を採用しているかは不明。また、展開モーションは存在しない。
- ドールズフロントライン
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(劇場映画版)
- ペーネロペーの撃墜等の非常時用にパイロットの自己防衛用サバイバルガンとして備え付けられている。ペーネロペーを撃墜されたレーン・エイムがマフティーを射殺する為に持ち出すが、結局Ξガンダムを撃墜できていないことに気づき、一発も発砲はしていない。また、刻印はFMG-9のものではなく、FPGの物である。また、宇宙世紀105年の時代に西暦の銃器を使用している理由は不明である。