概要
実際の銃器用アクセサリーメーカーのMAGPULが開発したトイガン用のパーツまたはその完成品。
可変機構の検証用にKSC(海外ではKWA)のグロックを組み込めるように作ったもので、いつか本物の銃を組み込めるものを公的機関向けに作って売るんだろうが、ウケがよかったのでとりあえず検証・訓練用の玩具が先に売り出されている。
完成品ではスライドから長く飛び出した銃身へと変更されているが、コンバージョンキットの場合は付属しない為、組み込みに使用する18C用の銃身を用いるか社外パーツで同型のものを用意する必要があるが、互換性のある34の銃身に交換する事も可能。
いわゆる「本物」はFMG-9という名称で、主に公的機関に向けて販売される予定、であったが結局は立ち消え。その後はFDP-9とFDC-9というモデルが発表された。
また、FPGはグロック18Cを組み込むようになっているが、FMG-9はグロック17を組み込む予定でフルオートは基本不可能である。
しかしこのFPGも、試作品・訓練用という意味ではある意味「本物」である。
十分な長さのストックと30連発マガジンを備えながら、少し分厚いネットブックか小さい工具箱の程のサイズに折りたためる。
アッパーカバー上部にはレールを備えており、標準で簡易アイアンサイト付キャリングハンドルが装着されている。ゲーム等と異なりホワイトドットは無い為、少々狙いにくいのが欠点。
当然好きなものに交換が可能で、ドットサイトや可倒式アイアンサイトといったものからフラットトップAR-15向けの着脱式フロントサイトおよびキャリングハンドルといったものを使用する事も可能だが、付けるものの形状によってはかばん等から出す際に引っかかりやすくなる等の問題も発生する。
純正のキャリングハンドルはハンドガン用フラッシュライト程度であれば外さずに装着可能なよう、レールの一部を避けるようなデザインとなっている。
欠点としてはエアソフトガンである事からヒンジやセレクター、ロックラッチといった力のかかる部分が鋳造アルミや樹脂で製造されているので破損しやすい事。一部は対策部品が出たが、販売終了もあって完全な対応はされていない。
FPGは限定販売で、PTSブランドでコンバージョンキットや完成品が販売されたが、販売終了後はは対応機種を東京マルイ製やマルイコピーのWE-TECH製のものを組み込める非正規のコピー品が登場している。コピー品の方はFMG9版も登場しており、PTS版では破損しやすかった部品は対策がされている。