「レーン・エイム中尉だ。よろしくな?」
「このぺーネロぺーで戦うかぎり、わたしは、君の命を保障するよ」
CV一覧
- 橋本晃一:SDガンダムG-GENERATION F
- 水島大宙:G-GENERATION SPIRITS以降&スパロボV
- 斉藤壮馬:劇場版
概要
地球連邦軍キンバレー部隊(後にキルケーユニットに改名)所属のモビルスーツパイロット。階級は中尉。
宇宙世紀100年代における最新鋭モビルスーツであるペーネロペー(オデュッセウスガンダム)に乗り、Ξガンダムを駆るマフティー・ナビーユ・エリン(ハサウェイ・ノア)と激戦を繰り広げた(月刊ニュータイプ誌やゲーム、劇場版などでは宇宙世紀105年を舞台としている)。
戦闘ではペーネロペーに搭載されたサイコミュを通してファンネル・ミサイルを扱っている。小説ではハサウェイ達から「レーンは連邦の強化人間ではないか?」と疑われた場面もあり、小説刊行時の月刊ニュータイプ誌の特集記事では「強化人間である」と明言された。GジェネレーションFなどのゲームで登場する場合はニュータイプへと設定変更されている。
劇場版では劇中での明言はないが『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド』の説明において、「『連邦軍にはニュータイプは存在しない』との定義がある」扱いから、強化人間であると思われる。
性格
血気盛んな若者である上に強化人間なのもあり、序盤はマフティー・エリン/ハサウェイ・ノアからの挑発であっさりと人質であるガウマン・ノビルを解放してしまうなど問題行動を見せていた。
卑怯な手段を嫌う性格であり、そのことが人質であるガウマンを解放した事にも繋がっていて、敵対者であるハサウェイからは潔いと評価された。
若さから来る自信過剰な態度は上司のケネス・スレッグからも把握されていて、テスト飛行パイロットとしてはズバ抜けて優秀だが使えないと厳しい評価を受ける。ハサウェイからはシャアの反乱の頃に、初めてモビルスーツに乗った昔の自分のようであると評された。
劇中の活躍
小説版
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉』
秘密結社マフティー・ナビーユ・エリンとの初戦では、ペーネロペーの性能でガウマン・ノビルのメッサーを圧倒、同機の鹵獲と搭乗者の捕虜化に成功する。
二戦目では、技量が上手のハサウェイが搭乗するΞガンダムのビーム・ライフルを使った陽動にまんまと引っかかり、至近距離でミサイルを受け撃墜、惨敗を喫した。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉』
Ξガンダムとの直接戦闘にはならず、秘密結社マフティー・ナビーユ・エリンの支掩船ヴァリアントを撃沈した。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈下〉』
Ξガンダムの動きに喰らいつく怒涛の成長を見せるようになり、ハサウェイとの最後の戦いとなったアデレート攻防戦では、Ξガンダムと超高速戦闘を長時間繰り広げるだけのタフネスを見せつけた。
そして、ケネスが考案したアデレードの全電力を使ったビーム・バリアー作戦でΞガンダムを撃墜し、反連邦組織のリーダーであるマフティー逮捕の快挙を挙げる。しかし、それと同時にマフティーの正体が、ケネスの親友であり自身とも面識を持つハサウェイであった真実を知り、その事実に対して呆然とするしかなかった。
マフティー戦争後は退役するケネス准将から愛用していた乗馬鞭を送られ、無事に大尉へと昇進した。その後の彼がどうなったのかは不明。
劇場版
劇場版一作目
基本的な動きは『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉』と同じだが、こちらでは隊長になっている。
最後は原作通りビーム・ライフルの陽動に引っ掛かるが、闇夜に息を潜めたΞガンダムのミサイル、ファンネル・ミサイルの集中攻撃を食らい撃墜される。