CV一覧
立木文彦:Gジェネレーションシリーズ(F~ジェネシス)
大塚明夫:サンライズ ワールドウォー from サンライズ英雄譚
概要
地球連邦軍の士官。階級は大佐。
第2次ネオ・ジオン抗争にもMSパイロットとして参戦したことがある。またペーネロペーの開発にも携わっている。指揮を執る時に、乗馬鞭を振るう独特の癖がある。
容姿は媒体によって異なり、小説版では金髪で白い肌(下記の画像左)、劇場アニメ版では黒い髪に褐色の肌(記事メイン画像)となっている。劇場版公開以前のGジェネシリーズでは小説版準拠のデザインであった。
劇場版ではギギによって、バツイチであることがほのめかされている。
また、偉大なる父を持つハサウェイに対し、自分は「平民」の出である、いい父親を持ちたかったと自嘲気味に語っていたので、少なくとも軍人の家ではないことは分かる。
小説版
南太平洋管区のマフティー討伐を主任務とする部隊のキンバレー・ヘイマン大佐の後任の司令官として着任するために、多数の政府高官が搭乗しているシャトル「ハウンゼン356便」で地球のオーストラリアに向かう中でハサウェイ・ノアとギギ・アンダルシアの二人と出会う。
その途中にハウンゼンがマフティーを騙ったテロリストにハイジャックされるも、ハサウェイと協力しハイジャッカーを鎮圧。この事件をきっかけにケネスはハサウェイを評価し、友人として親交するようになる。
着任後は討伐部隊をキルケー部隊と改名し、マフティーと戦うが、その最中で流されたマフティーの連邦議会襲撃を宣言する電波ジャックの犯行声明にてそのマフティーこそがハサウェイであることに気づく。苦悩しながらも敵であるΞガンダムのアデレード襲撃の阻止に成功しマフティーことハサウェイを逮捕した。その功績により彼は准将に昇進した。
のだが……
ブライト・ノアにマフティーの正体がハサウェイであることを隠すため、自らマフティー処刑の指揮を執る。しかし彼の努力は宇宙軍幕僚のメジナウム・グッゲンハイム大将の裏切りによって無駄となってしまった。彼によってマフティーの正体がマスコミへリークされた上に報道され、しかもその処刑の指揮はブライトが行ったと言う偽の報道がなされてしまったのだ。
そんな身勝手な連邦の対応に嫌気が差したケネスは地球連邦軍を自主退役し、ギギと共に日本の九州へ渡る。その際に以下の言葉を発言した。
「100年後かもしれんが……シャアやハサウェイ……アムロでもいいな……そんなのが復活するような組織を作ってみたい」
この次のマフティー、つまり次代のニュータイプが復活する組織を作りたいという発言をしたその後の彼の動向は不明である。
また、連邦の行く末に関しては「今の連邦がなくなって新しい組織が出来たってまた組織の悪癖が出る」と評していた辺り、仮にマフティーがテロを成功させても一朝一夕に世界が良くならない事を悟っていたようである(尚、マフティー動乱から100年以上後に連邦が崩壊し、その後継とも言える新たな政府が樹立したものの、その政府も連邦が基になっている為か悪癖が出ている)。
上野俊哉のGUNDAM FIX
小説完結後、月刊ニュータイプ誌上で連載された『GUNDAM FIX』第22回で、上野俊哉が執筆したコラムに於いて「ケネスがクロスボーン・バンガード、メタトロンを作ることを密かに決意した」と言う「組織を作りたい」と言う上述のセリフから出た解釈が記載された。
そして月刊ガンダムエースの「正史に刻まれた定説から、真偽定からぬ異説までを、膨大な資料と共に解説していく」という企画『データガンダム』の単行本「データガンダム キャラクター列伝 [宇宙世紀編 II」の57頁には、前述の上野俊哉のコラムの内容を拾って、「ケネスが、ズィー・ジオン(メタトロンの前身)の礎を作ったとする説がある」と言う記述が掲載された。
これらの設定・解釈が適用されたガンダム作品は現状では確認されていない。
関連タグ
閃光のハサウェイ 地球連邦軍 キルケー部隊 マフティー・ナビーユ・エリン
メタトロン機関:彼が作ったのではないかと言われているが真相は不明である。