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マランビジー

まらんびじー

マランビジーとは、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の最終話の題名であると同時に、あるテロリストの末路を描いたエピソード。

この記事は、閃光のハサウェイのネタバレが含まれています。

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ハサウェイの処刑


ケネス「・・・マフティー・ナビーユ・エリンだな?」

ハサウェイ「そうだ・・・・・・」

ケネス「では、地球連邦政府参謀本部の命令によって、貴下の処刑を実施する」


概要

オーストラリア・アデレードに襲撃を仕掛けたテロリスト『マフティー』の首謀者、ハサウェイ・ノアは、地球連邦政府とケネス・スレッグの作戦によって敗北。

敗北したマフティーことハサウェイは、地球連邦政府閣僚達を粛清しすぎた事により、連邦閣僚らの怒りを買いそこから生じた幼稚じみた復讐心から裁判無しで銃殺刑に処される事となった。

そのケネスがハサウェイに最期の言葉を掛ける。


ケネス「最後にいいたいことはないのか?」


ハサウェイ「マフティーとしていいたいことはいった。いつかは、人類の健やかな精神が、この地球をまもると信じている。それまでは、人の犯した過ちは、今後ともマフティーが、粛清しつづける」


ケネス「懺悔したいことは?」


ハサウェイ「これまで、ぼくに関係してくれて、僕に豊かな人生に提供してくれた人びとすべてに、心から感謝する」


ケネス「ン・・・・・・ハサ、好きだぜ?」


ハサウェイ「ああ、ぼくもだ。大佐・・・・・・」


ケネス「射てーっ!」


恨みでは無く、決意と感謝の言葉を遺しハサウェイ・ノアはこの世を去っていった。



ケネスは自分の後任であり、マフティーの正体を知らないブライト・ノアに子殺しの汚名を背負わさない為に予定を前倒ししたり、またバリアーによる全身火傷のダメージが抜けきらない状態で銃殺刑となるハサウェイの苦しみを最低限にする為に迅速に刑の執行に臨んだ。しかしながらこのケネスの努力は虚しくも打ち砕かれる事になる。


新聞にマフティーの正体とその裏に隠された地球連邦軍の苦衷というリーク記事が書かれ、マフティーの正体は世間に知られる事となった。

この情報をリークしたのはメジナウム・グッゲンハイム大将。ケネスは友人であるハサウェイを殺すという重圧に耐えかねてこの人物にマフティーの正体を明かしてしまっており、ケネスのマフティー処刑に関する奔走は皮肉にも最後の最後に自分自身の詰めの甘さで水泡に帰してしまったのである。

そのリークの内容は、「処刑を行ったのは父親のブライト・ノア大佐」「このような形式での処刑はあくまで息子の犯した罪を知ったブライトの強い希望によるもので、軍も政府もそれを止めることが出来なかった」「ハサウェイも父の諫めを受け入れて自身の行った非人道的テロ行為を反省して潔く処刑された」というあまりにも事実からかけ離れた捏造に満ち溢れていた物だった。


この内容を知ってしまったケネス・スレッグは、「連邦政府は世間の同情を買おうとしているが、そのようなやり方は逆効果になるのではないか」と予測。

地球連邦軍から去る結果になってしまった。


その後、グッゲンハイム大将がリークしたせいで実の父親に子供を処刑させる連邦への悪印象を民衆に与えてしまった事やまたこの一連の報道がマフティーのプロパガンダに利用された為、かえって反連邦ムードを活気づかせることになり、しばらくの間反連邦活動は活性化し、彼の死後も、彼の意志を継ぐ者による反政府活動は続いたとされている。


因みにマランビジーとは、オーストラリアにある川の名称で、名前の由来は、枯れることのない水から来ている。

未来の人類に可能性を託したハサウェイ・ノアの名前は川の様に人々に浸透し、語り継がれる事となった


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