概要
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
快活な性格で、誰よりも責任感の強いコンゴウ団所属のキャプテン。その為、一人で抱え込むこともあるらしい。
クイーンのドレディアのお世話を任されている。
キャプテンの中でも現代風な着こなしをしているのが特徴でギンガ団の技術に感銘を受けている様子。
作中では紅蓮の湿地で暴れているガチグマを鎮めることを主人公に依頼する。
しかしガチグマを鎮めると、今度は彼女の管理するドレディアの暴走と、その件をコンゴウ団リーダーのセキに隠蔽したまま行方不明になっていることが判明。
ガチクマによる捜索の末、湿地内でシズメダマの材料を集める途中で足を挫いているところを発見されたことで彼女の口から以下の真相が語られる。
- ガチグマが暴れたのは暴走状態のドレディアに近付いてしまったのが原因(ヒスイドレディアが撒く花粉には高揚作用があり、それが暴走により強くなっていた)
- ギンガ団に接触したのはガチグマの件の依頼もあるが、ギンガ団(特にラベン)の持つシズメダマのクラフト技術を教わるのが目的
ガチグマの依頼時の発言を全て信じた上での推測であるが、自身の管理するクイーンによってシンジュ団のガチグマを暴走させてしまい、
- リーダーのセキにはただでさえ忙しいのに迷惑をかけることを恐れて相談出来ず
- ガチグマのキャプテンであるユウガオは、その時自分の考えに凝り固まり他人を相手にしなかった
ため、頼るべき大人を頼ることが出来なかった模様。
それ故、ギンガ団がガチグマを鎮めている間にシズメダマを作成し、自らドレディアを鎮めようとするも、余計に裏目に出た、というのが全貌ということになる。
クイーンの暴走なんて大事を隠し通せる筈もなく、発覚したタイミングから考えて、足を挫かなくてもおそらく戦場にセキが到着する方が早かった。
最終的に主人公の手によってドレディアは鎮められ、セキに促されるままユウガオに一連の謝罪をする。
しかし冷静さを取り戻し、悪意あっての暗躍でないことを見通したユウガオには寛容な対応をされ、最大の被害者であるユウガオがこの態度なのでセキからのお咎めもさほど無く終わった。
事件後は彼女はキャプテンの仕事の他に、コトブキムラで髪結いの仕事をするようになる。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場したギンガ団幹部マーズに容姿などが似ているが、現時点では関連性は不明。
両者を比べるとマーズは強気をガンガン表に出しているが、ヒナツは内に秘めるタイプで、ヒナツの方が若干目や眉のツリが下がっている。
もし関連があるなら、おそらく彼女達のようにギンガ団に移籍し、子孫がそのまま現代のギンガ団に在籍し続けたのかもしれない。たまたまだった可能性もあるが...。
名前の由来は、火星の異称「火夏星」と思われる。
英語名はArezu、スペイン語名はSeraとギリシャ神話の戦神アレスに、フランス語名はMarcia、イタリア語名はMaruとローマ神話の神マルスに由来したネーミングとなっている。いずれも火星に結びつけられる神である。
所持ポケモン(かちぬき道)
余談
発売前から先行組の1人として公開されている人物で、前作の敵幹部の先祖である可能性が高い事や、その太ましい足から人気を博しているが、ゲーム内ではいわゆる店員キャラに留まっており、あまり活躍しない事を残念に思うファンは多い。
ただし、その分何度か依頼を頼まれたり、キャラメイクが好きなプレイヤーであれば他のキャプテンと比べものにならない程(それどころかセキやカイ以上に)お世話になるだろう。
ちなみに一度カットを依頼すると髪や眉を一切変えなくても500円取られる(キャンセルできない)。