ゴーティス
ごーてぃす
概要
遊戯王マスターデュエルで2023年5月10日に追加された新規セレクションパック『ザ・シンクロナイズド・コスモス』で登場したカテゴリー。
元々は遊戯王TCGでカテゴリ化されたカード群で遊戯王OCGに先んじての実装となった。
所属するモンスターは全て水属性・魚族で統一されており、魚族と除外に関する効果を持ったカードが多いのが特徴。
カードテキスト
チューナーモンスター
(1):(固有効果)
(2):このカードが除外された(固有のタイミング)に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):このカードを特殊召喚した(固有のタイミング)に発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材として魚族Sモンスター1体のS召喚を行う。
ゴーティスチューナーモンスターは共通して除外された次のスタンバイフェイズに特殊召喚することが可能で、相手ターンに特殊召喚した場合、それぞれ固有のタイミングでシンクロ召喚できる。
基本的にメインフェイズ中であれば任意のタイミングで発動できるため、状況に合わせて柔軟に動くことが出来るのが強みだが、ゴーティスの紅玉ゼップのみ特殊召喚した直後にシンクロ召喚する必要があるので発動タイミングの見極めが重要となる。
解説
基本的にはレベル2チューナーの効果で自分・相手ターンにシンクロ召喚を行い、各種シンクロモンスターの効果で展開と妨害を行うのが主戦術。
特に相手ターンにシンクロ召喚された場合にお互いのフィールドのカードを全て除外する最果てのゴーティスによる豪快な除去が強力であり、あちらはモンスターゾーンから除外されると次のスタンバイフェイズに帰還し、自身の効果でパンプアップも可能となっている。
加えて、ゴーティスは除外ゾーンからの帰還手段も豊富なため自軍も巻き込んで除外されるデメリットは無いに等しい。
ただし、所属するレベル2チューナーの効果で相手ターンにシンクロ召喚できるのは魚族限定となっているので、他のカテゴリと混ぜる場合はその点に注意。一方で、自分ターンにシンクロ召喚する場合は特に制限やデメリットは無いのでフルール・ド・バロネスや相剣大公-承影など魚族以外のシンクロモンスターも採用を検討できる。
カテゴリ外では【白闘気】や【シャーク】などの魚族中心のデッキと好相性で、白闘気白鯨を相手ターンに出せば相手の攻撃表示モンスターを全滅させることも可能。その他にも水属性であることを活かして【氷水】や【海皇】などのサポートを受けられ、決闘者の腕次第で様々なカスタマイズができるのもゴーティスの魅力の一つ。
余談
遊戯王TCGでカテゴリ化された際の名称は『Ghoti(ゴーティ)』。
英単語の綴りと実際の読みの不規則さを揶揄したスラングが元ネタで「laugh(ラフ) の gh」「women(ウィミン) の o」「nation (ネイシャン) の ti」で、合わせて「フィッシュ」と読めるというもの。
つまり魚を意味する「fish」と全く同じ読みをしながらも実際の綴りは全く異なるという皮肉となっており、所属するモンスターが魚族で統一されているのはおそらくこれが元ネタと思われる(なお、あくまでそう読めるというだけで実際に「フィッシュ」と発音するわけではなく、遊戯王TCGにおいては上述の通り「ゴーティ」と呼ばれている)。
所属するモンスターの名前は最果てのゴーティス以外、『ゴーティスの〇〇+固有の名称』と言う命名規則が存在し、モンスターの名前は海や魚に関する単語のアナグラムとなっている。
ちなみに魚族の統一カテゴリは非常に珍しく、フィッシュボーグに次いで2番目となる(シリーズカードとしては他に【白闘気】が存在している)。