「深淵に眠る大いなる勇魚」
「生と死を廻る大海原に目覚めよ!」
「シンクロ召喚!現れろ!!白闘気白鯨!!!」
概要
同期の白闘気海豚と共に魚族初のシンクロモンスターとしてデビューした。
「鯨」なのに「魚」? 遊戯王ではよくあること(実際要塞クジラという前例がある)。
漫画版ARC-Vでは蓮が操る超大型モンスターとして登場。その圧倒的な巨体と強大な力でユーゴを窮地に追い込んだ。
カードテキスト
シンクロ・効果モンスター
星8/水属性/魚族/攻2800/守2000
水属性チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚した時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(4):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、
自分の墓地から他の水属性モンスター1体を除外して発動できる。
このカードをチューナー扱いで特殊召喚する。
解説
シンクロ召喚に成功するだけで相手の攻撃表示モンスターを全滅させ、後続のモンスターが出てくれば連続攻撃で叩き潰し、守りを固めようとも貫通効果で痛打を与えてくるという魚族随一の暴れん坊。おまけに破壊されても墓地の水属性モンスターを除外コストにすればまた蘇ってくるという恐るべき執念深さである。また、自分の効果で復活するとチューナーモンスターと化すが、このカード自体レベルがかなり高いため、そのままでは呼び出せるモンスターに限りがある。白闘気双頭神龍の特殊召喚も狙う場合を除けば、復活後も引き続き戦闘要員として活躍してもらった方が良い場合も多い。
シンクロ召喚は水属性モンスターを素材として使わなければならないため、どんなデッキにも投入できるほどの汎用性は無いが、水属性デッキや魚族デッキでは間違いなく切り札級の活躍が見込める。特に魚族デッキなら超古深海王シーラカンスの能力を活用すれば、あっという間に素材を揃えてそのまま特殊召喚する事もできる。
敵に対してとにかく容赦のない能力、何度倒そうとも復活しては立ち向かってくる実質的なタフネス、そしてわざわざ「白鯨」と名付けられている点から鑑みると、おそらくモビーディックがモデルとなっていると思われる。