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山村ミサオの編集履歴

2023-05-31 22:45:00 バージョン

山村ミサオ

やまむらみさお

山村ミサオは『名探偵コナン』の登場人物である。

CV:古川登志夫

概要

群馬県警の警部。通称・ヘッポコ刑事

元女優・工藤有希子の大ファンで、彼女が主演した刑事ドラマを見て刑事になった。

諸伏高明の弟である諸伏景光とは幼少時代の友人関係にある。


ヘッポコの名が物語るように、ドジな性格でどうして刑事になれたのか不思議なレベル。知ったかぶり的な態度や口調が目立ち、本当に刑事なのか疑わしい発言・行動をすることも目立つ。

「〜しちゃったりしちゃう」、「〜しちゃってくれる」というように、今は亡き広川太一郎氏を思わせる口調が口癖。


見当外れな推理で小五郎や園子、有希子や京極といったレギュラーキャラを犯人扱いすることもしばしばある上に刑事という職業柄しつこく疑うことすらある。更には光彦を探しにきたコナン達の事情もロクに聞かずに追い返そうとするなど、非常に面倒くさく性質の悪い一面も多い。

時には警察仲間等の足を引っ張るようなミスもしでかしており、劇場版第13作『漆黒の追跡者』では、コナンの不安が的中して、被疑者の前で転倒して手帳を落としてしまったことで、警察が見張っていることに気付かせてしまうという大ポカをやらかし、最終的に目暮警部が容疑者の恋人に刺されてしまう事態にまで発展してしまった。

他にも、『迷いの森の光彦』にて連行中の殺人犯、沼淵己一郎を彼との話に夢中になった隙を突かれて取り逃がす、『探偵事務所籠城事件』では、ある事件を担当したが、現場をきちんと調査せずに自殺と決めつけたことから、被害者遺族による新たな事件が起こった遠因を作ってしまっている。


『追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件』における初登場時は巡査部長だったが、劇場版第13作『漆黒の追跡者』で何故か警部に昇格しており周囲を愕然とさせる。コナンから「群馬県警大丈夫か」と呆れられていた。

現実に、ノンキャリア警察官が警部に昇進するには警部補昇進から4年程度務める必要があり、組織上はあり得ないと言われる。しかしながらキャリア組の場合警部補から階級をスタートするため、初任が巡査部長以前では矛盾が発生する。もっとも、警察官には国家公務員試験2種合格者を採用する「準キャリア」というシステムが存在し、巡査部長からスタートするため、山村は準キャリア組の可能性がある。そうでなきゃ群馬県警の扱いあんまりだ……。


ただ、京極が容疑者にされた事件では、状況証拠から京極を容疑者として疑う一方で、被害者が「あくまでも居酒屋で酔った勢いで喧嘩した結果殺された」と的外れな推理を出した小五郎に対し、「状況の辻褄が合っていない」部分や「喧嘩で殺したに過ぎないはずの犯人がスタンガンを持っていたのか」、「どこでどういう形で殺したか」、「そもそも何故死体をわざわざ仮設トイレに放置したか」等を指摘している等、他の刑事達と同様に真っ当な刑事らしさを見せた事もあるが、いつもの如く癇癪を起こした小五郎に「んなもん知るかぁ!」と怒鳴り返されてしまっている。


小五郎を慕っており、自称「名コンビ」で、小五郎と組んで解決した事件の犯人検挙率が100%であることを誇っている(因みに小五郎は家族や昔の旧友が巻き込まれた事件ではコナンを凌駕する推理力を発揮することもあるが、山村は現在そのような描写が一つもない)。


コナンが推理ショーを行う際、他に適当な人物がいないと仕方なく眠らされる役割となる(コナンシリーズの中で警察関係者で探偵役をさせられたのは現在のところ彼が唯一である)。推理中はそれまでの軽い口調から真剣味を帯びた声色に変わり、口癖もない。

なお、この流れは元々コナンは有希子の声を変声機で出そうとするも、彼女には断られてしまった事に端を発する。


実は諸伏景光とは彼が長野に住んでいた時に友人関係となっていた。彼が小学1年生の時に東京の親戚に引き取られたことで疎遠になってしまったが、今でも彼への友情を持ち続けている。

そのため、景光の兄の諸伏高明とは初対面にも関わらず既視感を覚えていた(一方で『漆黒の追跡者』で会ったはずの大和敢助上原由衣の事はすっかり忘れていた)。


自称のあだ名は「山さん」(『太陽にほえろ!』の山村精一刑事に因んでいる)。「山村警部」と呼ばれると気を良くする。少年時代の容姿は、髪型以外は骨川スネ夫によく似ていた。鳥取県八頭町在住の祖母・ミサエの話を頻繁に話題にしている。


余談

名前の由来は、推理小説家で2時間ドラマなどでも有名な山村美紗


担当声優の古川氏もキャスティングの例に漏れず『機動戦士ガンダム』におけるカイ・シデン役であり、若狭留美役の平野文氏とも『うる星やつら』にて諸星あたる役で共演している。


初登場時がTVアニメではスペシャル回であり、この時はデジタル作画であったが、その後『容疑者・毛利小五郎』ではセル画になっちゃったりしちゃってるというおかしな事になっていた。

ちなみにこの時蘭達とも邂逅したのだが、本人は「コナンを有希子の第二子」と勘違いしていたらしく、口を滑らせかけた所をコナンに「ムスーッとしたおじいさんが犯人(厳密には状況的に『正当防衛』が成立するので少々語弊はあるのだが)だったんだよね?!」と半ばメタ口調で遮るというハプニングがあった(とはいえ、蘭は有希子から事前に「コナンを2〜3日預からせてくれない?」と前置きした上で同行させたため、有希子が適切にフォローしていれば山村が勘違いする事も無かったと思われるので、こればかりは本人を責めたてる事は出来ない)。


関連項目

名探偵コナン 山村警部 ヘッポコ刑事 毛利小五郎 工藤有希子 山さん 太陽にほえろ!

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