サージェントヴェルデバスターガンダム
さーじぇんとゔぇるでばすたーがんだむ
公式設定
人物紹介
警察特殊部隊の隊長。
冷静沈着に事態に対処し、日々キャプテンシティの平和を守っている。
特殊部隊の隊長にのみ使用を許された武装があり、凶悪犯の対応時に装備することがある。
知識が豊富で面倒見も良く、街で出会った趙雲を何かと気にかけている。
長年とある怪盗を追っているのだが、あと一歩のところで逃げられてしまっている。
(以上、『SDガンダムワールド ヒーローズ』公式サイトにおけるサージェントヴェルデバスターガンダムのキャラクター紹介ページより)
概要
ネオワールド・キャプテンシティで治安維持活動に従事する警察特殊部隊の隊長。
通常の警察などでは対処が困難な有事が発生した場合部下たちを率いて出動、事態の沈静化に尽力する。
趙雲とは1話で街中を暴れまわった悟空を巡る事件で知り合った仲で、何かと気にかけている。
第5話でハロを探しに趙雲がネオワールドを再訪した際は趙雲の語る星の危機や危機を回避する力となるオーパーツたるハロの話には懐疑的な姿勢を示し街に大きな被害をもたらした悟空を「悪い奴じゃない」と考察する趙雲に苦言を呈しながらも、その手の宝について詳しい人物としてアルセーヌの存在を教えた。
また、職務に忠実で生真面目な性格なのか趙雲が何かやらかした際には該当する罪状を読み上げる反面、第5話において再訪した趙雲を危険運転(スピード違反・騒音運転)の罪状で即座に逮捕しながらも速やかに釈放できるよう取り計らいバーで自らを尋ねてきた趙雲の話に耳を傾けたり、逆恨みで襲いかかってきた暴走族を迎え撃った際趙雲も加勢した結果、バーを荒らしてしまったことについては罪状を読み上げつつも協力に感謝の意を述べアルセーヌの情報を提供していたりと、決して融通の利かないだけの石頭でもない。
ネオワールドの住民であるためか、英単語を口にする際はネイティブ寄りの発音(「レヴォーファーイブ(レベルファイブ)」「私のデイター(データ)によれば」)になる。
アルセーヌとの和解
第9話~第11話におけるネオワールド編では、第1話で取り逃がした悟空、そして悟空と共に趙雲を探しに来た劉備・諸葛亮を逮捕した事がきっかけで劉備達と関わる事になる。
咄嗟の演技で悟空との無関係を訴えた劉備と諸葛亮を一旦は釈放するものの、二人の背中にこっそり発信機を仕込んでいた(恐らく二人の演技自体は見抜いており、釈放後に二人がどう動くかを窺っていたものと思われる。劉備の発信機は博物館潜入時に壊されたが、諸葛亮の発信機は気づかれなかった)。
そして囲まれた状況で劉備達がアルセーヌに助けられた事から、劉備達もまたアルセーヌの一味だと認識しつけ狙う。
ドタバタの末にハロとサイコガンダムMk-Ⅱを奪取される(しかもハロは趙雲がうっかりで壊した)ものの、諸葛亮につけておいた発信機の反応からアルセーヌの隠れ家を特定、遂にアルセーヌ以外を再逮捕に追い込みアルセーヌを追い詰めるが…
アルセーヌ「なぁアンタ、夜空をゆっくり眺めたのはどのくらい前だい?」
「なんだと?」
アルセーヌ「見なよ…月はそこにある…!」
アルセーヌ「さあ…ショータイムだ!お家へ帰る時間だぜ、ベイビー達!!」
そのアルセーヌの言葉と同時に月が輝き、サイコMk-Ⅱを含めたアルセーヌの盗品がバラバラに散っていく。
アルセーヌ曰く、博物館に収蔵されていたお宝の多くはかつて様々な場所から盗まれたり、不法に売られたりしたものばかりであり、それらを本来の場所に返す為に泥棒…もといトレジャーハントしていたとの事。
ヴェルデバスターは容赦なく逮捕し「出まかせを言うな怪盗X!」と批判するが、警官からの報告でアルセーヌが盗んだものが実際に各地で盗難に遭ったものだと発覚、更にバラバラだったハロが本来の姿に戻った事、そしてネオワールドのハロの言い伝え「ハロは『正しき心』と共にあらん」から、アルセーヌの行動が正しかったと判明する。
やがて通信越しに事情を聞いていたコマンド署長がアルセーヌの指名手配を撤回したと聞き、手錠を外した際に「初めから真実を告げてくれればよかったのではないか?」と聞くも、アルセーヌは「それじゃロマンがないだろ?」と軽く誤魔化す。
そんなアルセーヌを見てヴェルデバスターはアルセーヌを『正しき心』の持ち主と認めアルセーヌ及び劉備達と和解、同時に世界の危機が迫っている事も真実だと知り劉備達にハロを託したのだった。
「キャプテンシティの治安を守るのが我らの使命。しかし、必要とあらば呼んでくれ!我らは世界中、どこへでも駆けつける!」
ちなみに博物館で追い詰めたと思った矢先に隊員達がアルセーヌのトラップに引っかかった際にはダークマスクのような紫色のオーラを放っていた為に「信長同様にダークマスクを被ってしまうのでは?」と思われたが、後にアルセーヌと清々しく和解した事からこのシーンは単に怒りに震えていただけと判明し杞憂に終わった。
その後しばらくは音沙汰がなかったが、窮奇との最終決戦にアルセーヌ・趙雲と共に駆け付け、ダークマスク兵との激闘を繰り広げた。
ちなみにこの時趙雲からちゃっかり「ヴェルさん」とあだ名で呼ばれている。
装備
- EXT-マグナムLB
専用に設計・製造されたハンドガン。 スイッチにより実体弾⇔エネルギー弾への切り替えが可能。
- ジャスティスロック
犯人を拘束する為の大型手錠。フロントアーマーに装着可能。
- 高機動バーニア
移動用噴射機構。アーマーに内蔵されており、高所への移動する手段として用いられる。
- トリニティバイク
専用にカスタマイズされたトリニティバイク。主に移動時に使用される。
これらの他に戦闘用に大型のレールガンなどの武装を保有しており、装備して放つ必殺技「ジャスティスレールガン」は大猿悟空を一撃で戦闘不能にする程の高い火力を秘めている。
詳細は不明だが、第5話において自身を狙ってきた暴走族の素性について述べる際はバイザーのスリットが点滅しており、趙雲にアルセーヌの情報を提供した際はバイザーの左下を操作すると共に下端のスリットからアルセーヌの容姿と説明について描かれた映像データを投影していたりと、バイザー部が何らかの解析デバイスとなっているとも取れる描写もある。
余談
サージェント(sergeant)と言う言葉は人名の他「軍曹」「(警察の)巡査部長」などの意味もある。
ヴェルデバスターの役職からしてこれらの意味合いから付けられた名前の可能性が高いが、地球における歴史上の人物や物語のキャラクターと同名の名をもつ者たちが主要人物として活躍する『三国創傑伝』『ヒーローズ』においては多少特殊な命名となっている。
「ヴェルデ」とはイタリア語で緑を意味する(原典の由来もヴァリアブルフェイズシフト装甲のカラーリングが緑色な事から来ている)言葉だが、このキャラはというとかなり多彩な色が散りばめられているにもかかわらず本体に全く緑は使われていない。原典からそのまま拾ってきたからとはいえ、ここまで名前ガン無視のデザインも中々豪快なものである。
また「バスター」の方も巨大砲門を複数持つオリジナルに対し射撃武装はピストル一挺のみと名前に反しているように見えるが、「バスター(Buster)」には逮捕という意味もあるので、異なる解釈ならむしろ役柄にこれ以上ないほどハマっているネーミングになっている。
派手な色割りに対し背中に背負いもののないすっきりしたデザインで、両肩に巨大砲門を背負ったオリジナルとは対照的であるが、オプションのパワーローダーパーツを身に着けた「サージェントヴェルデバスターガンダム フルパッケージ」では巨大砲門が復活しており、配色に機体名通りの緑も追加されたオリジナルに近付いた姿になる。
また趙雲との絡みが多い彼だが、
- 当人達のモデルとなったモビルスーツのパイロットの声優(の代役)が同じ
- 先代もまた同じ初出のガンダム作品に出演している
という共通項がある。
外部リンク
- 『SDガンダムワールド ヒーローズ』公式サイトにおけるサージェントヴェルダバスターガンダムのキャラクター紹介ページ
- SDW HEROES サージェントヴェルデバスターガンダム|バンダイ ホビーサイト
- SDW HEROES サージェントヴェルデバスターガンダムDXセット|バンダイ ホビーサイト
- 『SDガンダムワールド』シリーズ公式Twitterアカウントによる「サージェントヴェルデバスターガンダム」の紹介ツイート
- 『SDガンダムワールド』シリーズ公式Twitterアカウントによる宮内利尚氏のキャラクター設定イラスト公開ツイート(アルセーヌガンダムX、サージェントヴェルデバスターガンダム、サージェントヴェルデバスターガンダムフルパッケージ、ヴェルデバスター隊員)
- 『SDガンダムワールド』シリーズ公式Twitterアカウントによる宮内利尚氏のキャラクター設定イラスト公開ツイート(サージェントヴェルデバスターガンダムの背面部及び装備について)
- 宮内利尚氏のTwitterアカウントにおけるサージェントヴェルデバスターガンダムのデザイン設定ツイート
『SDガンダムワールド ヒーローズ』キャラクター紹介PV「キャプテンシティ」編