概要
日本のゲームメーカーとIT企業「シンドラーカンパニー」が開発に携わった体感型シミュレーションゲーム。
その名の通り、蚕の繭を模したカプセルの中に入り、ヘッドギアを装着することで催眠状態となり、音声認識システムを持つゲームと対話しながらバーチャル・リアリティの世界を楽しむというもの。今風に言うならVRMMOである。
これの登場によりゲーム業界の地図が一挙に書き換えられるとまで言われており、開発に至っては産業スパイ等が暗躍したともいわれている。
ゲーム中は人間の五感に働きかけ、痛みなどの感覚が全てプレイヤーに伝わるようになっている。
発表会のゲーム参加者は毛利蘭を除いて殆どが小学生以下の子供達だった(実年齢上での参加者最年長は恐らく灰原哀)。基本的に日本の著名人・有力者の子息が選ばれたが、参加権の譲渡は自由であり、蘭・灰原・少年探偵団もこれにより参加資格を得た(コナンは阿笠博士が開発に携わった関係で正規のプレイヤーに選ばれていた)。
しかし発表会の日に人工知能ノアズ・アークにシステムを乗っ取られ、仮想空間で生きるか死ぬかのデスゲームとなってしまう。
電気的に中枢神経に働きかけるシステムが導入されているため人体に害はないとされているが、ノアズ・アークはこのシステムを乗っ取り、ゲームをクリアできなければプレイヤーの脳に特殊な電磁波を流して破壊すると脅迫した。また無理に筐体をこじ開けようとすると電撃が流れるようにもなっている。
事件後の処遇は描かれなかったが、十中八九発売中止になった可能性が高い。
ゲーム一覧
ヴァイキング
海賊となって七つの海に繰り出し、様々な冒険に挑戦する。ジャンルはおそらくRPG。
パリ・ダカールラリー
過酷なレースに出場し、世界中のレーサー達と競いながら優勝を目指すレースゲーム。
コロセウム
古代ローマの剣闘士となり、様々な敵を倒していくカスタマイズ要素のある格闘ゲーム。
ソロモンの秘宝
トレジャーハンターとなって世界各地に隠されたソロモンの財宝を探し出すインディ・ジョーンズのようなアドベンチャーゲーム。
オールド・タイム・ロンドン
劇中コナンたちがプレイするステージ。ノアズ・アーク曰く「ホラーっぽいサスペンス」
世紀末のロンドンを舞台に実在した猟奇殺人鬼切り裂きジャックを捕まえるというもの。
工藤新一の父親・工藤優作がシナリオ監修をしており、史実とシャーロック・ホームズの世界が混同された世界となっている。
ノアズ・アークに元のシナリオから結末が書き換えられている。オリキャラにヒントを出させてはいるが、あのコナンが諦めかけるほどの超髙難易度。
関連項目
SAO...同じく脳に電磁波を浴びせられるゲーム。