概要
Bank for Inuernational Settlements_BIS
各国中央銀行間の資金決済を行う国際銀行。
各国の中央銀行との取引を通じて、外貨準備の運用などを支援している。
「中央銀行の中央銀行」「中央銀行のための銀行」ともいわれている。
スイスのバーゼルに本部が置かれている。
1924年のドーズ案で設立することが決まり、1930年に設立された。公的機関としては最古の国際金融機関であると謳っている。
設立当初の目的はドイツの第一次世界大戦の賠償支払いに関する事務だったが、他にも中央銀行間の協力促進の場を提供や、中央銀行からの預金を受け入れ等の銀行業務を当初から行っている、
日本銀行は1994年9月以降、理事会のメンバーになった。2022年4月時点で63ヵ国・地域の中央銀行が加盟。
- 「BISの年次総会」・・・例年6月・7月に、加盟中央銀行の代表者がBIS本部に集まって開催される年次総会。総会における議決権限は、各代表者の国が引き受けているBISの株式数に比例する。
- 「中央銀行総裁会議」・・・隔月に開催される各国中央銀行総裁による会議。グローバル・エコノミー会議や拡大総裁会議などの総称。経済や金融の状況、金融政策。国際金融市場の状況について意見交換が行われている。