バレーボール
ばれーぼーる
概要
世界で最も競技人口の多い球技であり(5億人)、バスケットボールはついに2位に下回る。
中央にネットを張ったコートの中で二つのチームがボールを打ち合うスポーツ。18世紀末、アメリカのウィリアム・G・モーガンが、本来は「テニスを元とした婦女子のためのレクレーション」として考案した。
コート内に入る人数としては6人(他に6人以内の交換人員がある)「6人制」が一般的である(ちなみにママさんバレーの場合、9人がコート内に入り3人以内の交換人員の「9人制」、ちなみにこのルールはほぼ日本国内でのみ運用されている)。
日本では特に、1964年開催の東京オリンピックで金メダルを獲得した「東洋の魔女」の活躍以降、オリンピックでのメダル獲得が最も期待される集団球技として、特に女子バレーは高い人気を保ち続けている。男子バレーは1980年代後半から2000年代まで成績の低迷が続いていたが、2019年ごろから新戦力の台頭もあり、FIVB世界ランキングでも10位以内を安定してキープするなど戦力の底上げが見られ、現状では男女ともに国際大会ではメダル候補に上がる強豪国の位置付けにある。
2010年代ごろまでは、国際大会の多くが日本で開催され、オリンピック以外の殆どの試合がホーム開催という状況になっていた。
このように日本国内で安定して人気があることから、体育の授業や部活動においても取り入れられていることが多い。
なお、このスポーツよりビーチバレーやソフトバレーボール、シッティングバレーボールなどの派生スポーツが生まれた。
これより下は6人制について説明する。
コート
長辺18メートル、短辺9メートルの長方形。長辺の線をサイドライン、短辺の線をエンドラインと言う。
コートから外側に3メートル以上のフリースペースが必要。また室内の場合、天井の高さは7メートル以上必要になる。
長辺の真ん中に縦1メートル、横10メートルのネットが張られている。ネットの高さは年齢によって変化する。
小学生 | 中学生 | 高校生 | 大学/一般 | |
男子 | 2.00メートル | 2.30メートル | 2.40メートル | 2.43メートル |
女子 | 2.00メートル | 2.15メートル | 2.20メートル | 2.24メートル |
またそのネットから3メートル離れた場所にある線をアタックラインと言う。
ボール
いずれも人工皮革製である。
周囲 | 重さ | |
小学生 | 62cm | 200g~220g |
中学生 | 62cm~64cm | 240g~260g |
高校生以上 | 65cm~67cm | 260g~280g |
ルール
まずはコイントス等でサーブ権を決める。
サーブ権を持ったチームはサービスラインの外側からサーブを行い、相手コートに入れる。
サーブを受けた相手選手は、ボールを落とさず拾い上げる(レシーブ)。これを含め3回以内に相手コートにボールをいれる。一般的にレシーブの後、ボールを指先で浮かす(トス)をして、そのボールを相手コートに強く打ち返す(アタック)が適用される。
アタックされたチームは、そのボールを相手コートに押し戻そうとジャンプする場合も多い(ブロック)。
この行為を繰り返す。得点(ポイント)獲得の条件は、
- ボールが相手コート内の地面についた。
- 相手がサーブを失敗した。
- 相手が打ったボールが自軍コートの外側についた。
- 相手がネットに触れた。
- 相手が3回以内に敵にボールを打ち返せなかった。
主にこの5つである。
サーブ権の交代は、サーブ権を持ってないチームが得点したときに行う。その際時計回りにポジションを1つ移らなければいけない(ローテーション)。
第1~第4ゲームは25ポイント、第5ゲームは15ポイントで1ゲーム獲得。ただし2点以上差が必要な為、24対24の場合、デュースになり2連続でポイントを取らなければならない。
最終的に3ゲームを取ったチームが勝利となる。
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