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神様のバレーとは週刊漫画TIMES不定期連載(月3回)のバレーボール漫画。当誌の看板作品の一つであり、公式ページの紹介でも、主人公の阿月はセンターに描かれている。

公式サイトによると発行部数は29巻発売直後の時点で電子書籍も含め600万部を突破している。これは野球、サッカー以外のジャンルでの社会人向けスポーツ漫画としてはかなりの快挙である。

概要

サッカー漫画の『ジャイアントキリング』や野球漫画の『ラストイニング』のように、選手じゃない人物が主人公のスポーツ漫画で、中学バレーを舞台とする。主人公はアナリストの阿月総一であり、一癖も二癖もある人物である。

自らを神と名乗るアナリストの阿月が、自分に掛けられた呪いを解くために、万年弱小だった幸大学園バレー部を中学大会全国大会優勝に導こうとする話で、中学生の爽やかさと、それと対照的に欺瞞に満ちた大人の世界、それらを取り巻く伏線、ロジックの巧みさに定評がある。

また、登場するライバル校は

  • 二子石(にこいし)中学校。通称ニコ中(ニコチン中毒)。
  • 歩木浜(あるきはま)中学校。通称アル中
  • 薬丸(やくまる)中学校。通称は…自粛。原作でも掛け声が「行け行けヤ◯中」から、「やくまーる!」に差し替わった。
  • 寝川(ねかわ)中学校。通称ネッ中(ネット中毒)。

など、ちょっとエスプリが利いた名前である。

全国大会出場校は、実在している名門校をもじったものであることが多い(ただし、地区はフィクションのように各地に散らばっており、東京の駿台学園をもじった駿河栄蘭学園中学校は静岡県の中学、埼玉の富士見東中学をもじった辻実東は山形県の中学となっているなど)。

登場人物

  • 阿月総一(あづきそういち): 自らを神と名乗る男。選手時代も曲者として知られ、アナリストとしての腕は超一流。幸大学園バレー部の監督となり、敵も味方も欺く「騙し」のバレーで一躍台風の目玉となる。
  • 鷲野孝子(わしのたかこ): バレー部顧問。元Vリーグのアイドル選手だったが、膝の怪我で引退し、以後は幸大学園の監督となっていたが、阿月にダメ出しされる。ただ、指導には定評があり、万年弱小だったチームが成長するきっかけを作った。
  • 木下勇紀(きのしたゆうき): 阿月とともに行動する低身長で小肥りの男。バレーボールを愛しており、思いを共有する鷲野とは親しくなっている。
  • 盛長緑子(もりながみどりこ): 盛長グループの令嬢。渾名はグリ子。名前がなんとなく危険なニオイがするがそれに突っ込んではいけない。

このほか主人公チームでは滝川三秀、福井直樹、倉木大河、西浦雅人、伊藤仁、上島亮、坊山悟など、ライバルチームでは二子石の井川一樹、歩木浜の片山健、薬丸の坂本兄弟(理一と光二の双双子)、寝川の武藤、半田学園の河野など個性的な中学生たちが多数登場する。

幸大学園のバレー部員たち

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