妻、小学生になる。
つましょうがくせいになる
週刊漫画TIMES(芳文社)にて2018年8月10日号から2022年12月16日号にかけて連載された。作者は村田椰融。元々は同誌2018年5月11・18日合併号に掲載された読み切り作品であった。単行本は全14巻。アニメ化記念として、スピンオフ作品「初恋相手の君は誰?」を週刊漫画TIMES2024年3月22日号から連載。
交通事故で妻を亡くしたことがきっかけで生きる気力を無くしたしがない勤め人・圭介と、その娘でニートの麻衣の前に、万理華と言う小学生が現れ、「あたしはお前らの元家族だ!(要約)」と言い出す。
しかも万理華は自分たちしか知り得ないことを話しまくったため、二人は「死んだ嫁(オカン)の生まれ変わりだ」と信じるようになったうえ、生きる気力を一気に取り戻し、麻衣は一念発起してニートから脱した。
こうして3人は“家族”として生活していくことになるのだが…と言うのがおおよその内容。
新島家
本作の主人公で、愛妻家。妻・貴恵の死後、生きる気力を失い、「死んだように生きる」生活をしていたが、十数年後に小学生に転生する形で帰ってきた貴恵と思いがけない形で再会し交流することで生きる気力を取り戻していく。
圭介の妻。元々身体がそこまで強くないものの、圭介と麻衣のために朝早く起きて弁当を作る献身的な性格だった。しかし、交通事故で帰らぬ人となった。その十数年後、突如「白石万理華」という小学生に転生する形で現代に蘇って記憶を取り戻し、圭介、麻衣と再会。生きる気力を失っていた2人を叱咤激励していく。ドラマ版では役者が2名充てられていたが、アニメ版では悠木碧による演じ分け。
圭介、貴恵の娘。母の死後、生きる気力を失い、定職に就かずニートとして生活していたが、万理華に転生した貴恵と再会し、叱咤激励を受けたことで就活を決意し、無事に仕事に就けた。
周囲の人物
圭介と同じ職場で働く女性。圭介より年下だが、一応上司。圭介とは、弁当を通じて親交を深める。
- 古賀有利(演:神木隆之介)
貴恵の弟。売れない漫画家。親戚一同からは漫画家としての仕事に対して否定的な意見をぶつけられており、そのイライラから自暴自棄になっている。
万理華の母親でシングルマザー。弁当屋のパートとして勤務している。しかし、自分の過去から育児に苦悩しており、万理華との接し方についても強く当たってしまうことが多い。
麻衣が就職した会社の取引先の顧客の男性(ドラマ版では父親が営む住宅建築会社に勤めているという設定)。パソコン等の機械に慣れておらず、パソコンの扱いが上手い麻衣に感謝している。
どうやら「大切な人がいた」ことを仄めかしているようだが…。
テレビアニメ
2023年3月16日、アニメ化の構想が存在する事が明らかにされた。
2024年10月からBS11のほか、TOKYOMXやサンテレビ、そしてAT-Xにて放送されている。
監督 | 阿部記之 |
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シリーズ構成・脚本 | 平林佐和子 |
キャラクターデザイン | 関川成人 |
音響監督 | 三好慶一郎 |
音楽 | 山崎寛子 |
アニメーション制作 | スタジオサインポスト |
- 愛川役は当初萩原利久氏が務める予定だったが、萩原氏が急性穿孔性虫垂炎の治療により降板することとなったため、杉野氏が代役を務めることとなった。