概要
1964年の東京オリンピックでは全日本チームが女子が金メダルを、男子が銅メダルを獲得する。その後男子は1968年のメキシコシティーオリンピックで銀メダル、1972年のミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得。
日本では大古誠司、猫田勝敏、南将之、森田淳悟らをはじめ、川合俊一や中垣内祐一といったスター選手を多数擁する、人気の高い男子競技であった。
(その内猫田と南が3種類のメダルを持っていた。)
人気の低迷へ
しかし1980年代から国際大会での成績の低迷が始まり、1992年のバルセロナオリンピック以降は、3大会連続でオリンピック出場を逃すこととなった。
2008年の北京オリンピックでは、実に16年ぶりとなるオリンピック出場を果たしたが、1勝もできずに1次リーグ敗退に終わった。
上述のように、全日本チームがかつてのような成績を残せなくなっていった結果、女子バレーが継続して人気競技であり続けたのに対し、男子バレー人気は低下の一途をたどり続けた。
人気回復の兆し
2012年より週刊少年ジャンプで連載が始まった漫画(およびアニメ)「ハイキュー!!」の大ヒットにより、競技としての男子バレーにも興味をもつ人が徐々に増え始める。
2014年に南部正司が全日本の監督に就任し、石川祐希、柳田将洋、高橋健太郎、山内晶大の若手4選手を次世代の日本代表のリーダー候補として、「NEXT4」と命名。この4人を前面に押し出した2015年のワールドカップで善戦した結果、新たなファン層を獲得することになった。