概要
銀幕版_天下分け目の戦にて登場した新たな敵集団。
「外道衆の中の外道衆」と評されるアヤカシであるクサレアヤカシで構成された集団であり、要は外道衆の中の別動隊である。後に第三十一幕で残党のアゼミドロが登場している。
脂目マンプクを頭目として、通常とは異なる下半身が紫色の体色をしたクサレナナシ連中や、こちらも通常とは異なる青色の体色をしたクサレノサカマタが戦闘員として存在し、およそ300年前に初代シンケンレッドの志葉烈堂率いる初代シンケンジャー達と戦った。
言わば外道衆のエリート集団とでも言うべき連中なのだが、マンプクが外道衆には珍しく武人肌のある人物だった為、外道の中の外道という表現自体はどちらかと言えば部下のアゼミドロの方が当て嵌る。ただし、マンプクも人間を見下している事は変わらず、真の姿を露わにすると途端に荒々しい口調に変わるので、武人らしい言動もあくまで表面上だけのものである可能性が高い(そもそも本当の武人が“外道”である筈もないので当然と言えば当然である)。
ただし、クサレアヤカシ自体は初代シンケンジャーとの戦いで既に殆どが倒されており、一つの集団としては物語開始時点よりとっくの昔に壊滅している(実際に骨のシタリがアゼミドロを発見した際には「この一族がまだ生き残っていたのか」と驚いていた)。
その為、この手の劇場版初出の敵集団としては珍しく幹部に相当する怪人は存在せず、作中で登場したクサレアヤカシは、頭目のマンプクと残党のアゼミドロの二体のみである。
しかし、当時の烈堂らの力ではマンプクは倒しきれず封印するしかなく、夏に入った事でアヤカシの総大将・血祭ドウコクの力が増幅し三途の川が増水して、偶然マンプクが封印されていた場所に浸水した事でマンプクは復活した。そして後にシタリが偶然三途の川の底に沈んでいたアゼミドロを発見して引き上げる。
しかし、マンプクもアゼミドロもどちらも最終的には因縁の恐竜折神と、烈堂の遺志を受け取った現代のシンケンジャーによって相次いで倒され、クサレ外道衆は完全に滅びた。
関連項目
脂目マンプク:頭目
アゼミドロ:残党
魔姫/雷剱/獄丸→クサレ外道衆→超新星のギョーテンオー/明星のデインバルト