概要
1999年10月から2001年9月末までテレビ大阪制作・テレビ東京系列全6局で放送された。
遅れネットで東日本放送、福島中央テレビ(途中打ち切り)、テレビ新潟、びわ湖放送、奈良テレビ、テレビ和歌山、南海放送で放送された。
基本的に子供向けの内容ではあるが、シュールなギャグを得意とする浦沢義雄氏がシリーズ構成を担当した事もあって、同じテレビ東京の子供向けアニメであった『キョロちゃん』のように世相を風刺するネタや時事ネタなどのブラックな部分もたまに見られた。キャラクターも歳不相応の行動や想像力・頓智などを披露する場面もある。
本編の他、『おうたのコーナー』やミニアニメーション、はなまるがスーパーヒーローとなって虫歯の怪人ザ・ジズゼゾと戦う『はなまるキングシリーズ』など、バラエティ豊かな構成となっている。
テレビ大阪が制作したアニメでは初めての全編デジタル制作かつ放送期間・放送話数(2年間で101話)が最長の作品である。
登場キャラクター
CV:藤巻恵理子
主人公であるイヌの少年。好奇心旺盛でナンセンスなギャグが大好き。トマトを食べると『はなまるキング(はなまる王子)』に変身するが、何故トマトを食べると変身するかは不明。
CV:間宮くるみ
はなまるの妹。です・ます口調で話す。トマトを食べると『プリンセス・まるる』に変身する。
CV:井上彩名
ペンギンの少女。はなまるのことが好き。トマトを食べると『エンジェルぺんぺ』に変身する。
CV:岡村明美
猫の少女でぺんぺの悪友。大人ぶりたがる老せた性格。小悪魔的な一面もありザ・ジズゼゾにはおろか、はなまるの前でもそれを発揮する。トマトを食べると『ファッションみーにゃ』に変身する。
CV:田中真弓
サルの少年。悪知恵が働くあくどい部分があるが、それが自分に返ってきて痛い目に遭うことも多い。トマトを食べると『グレートしまお』に変身する。
CV:坂本千夏
子豚の少年で食いしん坊。マヨラー。トマトを食べると『キャプテンこぷー』に変身する。
CV:小桜エツコ
ネズミの少年。あらゆるものを集めるコレクターであり、お菓子のパッケージの紙から鳥のフンまでなんでもござれと集めている。トマトを食べると『スーパーちゅりん』に変身する。
CV:茶風林
『おうたのコーナー』のナレーションや『はなまるキング』シリーズに登場するUFO。
地球の平和が乱れた…というより、ザ・ジズゼゾが現れた時にはなまるにトマトを食べるように促して変身させる狂言回しのような役回り。トマトを食べると『はなまるロボ』に変形する。
CV:川上未遊
文字通り、きのこの2人組。「はなまるキングシリーズ」に登場するが、たまに本編に登場する。
CV:緒方賢一
外伝作品「はなまるキングシリーズ」に登場するワニの悪役にして噛ませ犬役。地球征服しようとするのは奥歯にある虫歯の痛みを忘れるため。地球制服をしようとあらゆる手を使ったり、ミズゴジの発明品でぐるぐるタウンの住民を追い詰めるのだが、はなまるキングらに倒されてことごとく失敗。初期の頃は別に悪いことをしたわけでもないのに倒される(はなまるに会いたかっただけなのにみーにゃに虫歯をいじられた挙げ句、しつこく見つめられたことに辟易したはなまるに倒されたりと)など良くも悪くも子供向けヒーローアニメのテンプレに沿った役回りもあるが、中期からは悪いことはしていないと見せかけてメカで奇襲するなど狡猾な一面を見せるようになった。
虫歯は自らのアイデンティティーでもあるらしく、虫歯が痛くないときは無理に虫歯を刺激する、虫歯がない時は無理に虫歯になろうする、はなまるの虫歯の方が大きいと悔しがるシーンがある。
はなまるキングが彼に攻撃をする意思がない時は自らを攻撃することで上述のテンプレに沿ることもある。
たまに自分以上の悪役が現れた時には、自ら戦って倒す必要悪・ダークヒーロー的な役回りを演じることも。
CV:家中宏
ザ・ジズゼゾの手下である発明家。あらゆる発明品ではなまるたちに襲い掛かるもことごとく失敗する。