概要
ドラキュラ城は伯爵の持つ強大な暗黒魔力が具現化した混沌の産物であり、
その姿は1つではない。魔力で創られた城は一種の精神世界であるため、
復活の度に構造や内装もガラリと変わってしまう。不思議なダンジョンではない。
山奥の崖っぷちだったり、平原の真っ只中だったり、ワラキア沖に海中から出現したり、
とにかく立地条件が悪い。特に復活の度に作り直しているので、偽装建築の疑いがあり、
たまに壁や天井を貫通して進むヴァンパイアハンターもいるとか・・・正に姉歯城。
主にENTRANCE、蔵書庫、地下水牢、庭園、墓地、礼拝堂、兵営者、闘技場、
時計塔(機械塔)、そして最上階にある天守閣がある。それにしても広い。広すぎる。
城内はドラキュラ伯爵の魔力に惹かれて集まった魔界の魔物達が蔓延っており、伯爵の腹心である死神(デス)を初め、
有名どころにメデューサ(作中ではメディウサ)、フランケンシュタイン(作中ではフランケン)、ミイラ男、大蝙蝠、狼男、ミノタウロス、レギオン、デュラハンといった古今東西の多種多様な悪魔や怪物、
更にはアグニ、ヴァルキリー、トリトンといった別宗教の神々やらチュパカブラ、スカイフィッシュ、モスマンといったUMAまでが住み着いている。
正に『怪物だよ!全員集合』の様相であり、吸血鬼の配下と思えないほどの一大勢力となってる(もっともドラキュラ伯爵は一介の吸血鬼などではなく魔王というべき強大な存在なので魑魅魍魎を配下にしても不思議ではない)。
沢山の魔物を従え各エリアを守護している。最近は壁男、影男、鎧馬も仲間入り。
尚、城内の勢力争いからか、ボス敵だったのに次回作では雑魚敵に降格していたり、
逆に雑魚敵がボス敵に昇格していたり、弱肉強食なのは悪魔も同じ様である。
魔力の根源である伯爵が滅ぼされると、勿論魔力を失った城も同時に崩壊する。
1999年、ドラキュラ伯爵を完全に滅ぼすべく魔王の魂と魔力を切り離したため、
魔力の象徴だった城は日蝕の中に封印されたが、完全には消滅していないので、
2035年には元の魂と1つに戻ろうと再びこの世に顕現した。
神と対極に魔王が存在する限り、城を完全に消し去る事は不可能であるとされている。
ちなみに『キャッスルヴァニア(PS2版)』、『白夜の協奏曲』、『蒼月の十字架』など、
『ドラキュラ伯爵が創り出した悪魔城』以外の城が舞台の作品もある。
pixivでは、悪魔城ドラキュラタグの代わりとしてこのタグを付けることも多い